2022年5月現在、未だに新型コロナウイルス(COVID-19)の影響下ではありますが、「政府からの行動自粛要請も解除されていること」「ANAのキャンペーンがあること」の2つにより、今年もダイヤモンド修行を開始することにしました。そこで、そのキャンペーンについてと、修行の準備をどのようにしたのかをまとめました。
ANA国内線ボーナスプレミアムポイントキャンペーンが発表された
世の中はコロナ禍により、まだまだ以前のような活動ができる状況ではありません。少しずつ以前に近づいてきてはいますが、特効薬のようなものは鋭意開発中でしょうし、経済活動や生活にも影響は大きく残っているところです。それでも、withコロナに寄せていくような動きがあるのも事実であり、企業にとっては存続の分岐点に立たされかねない状況が続いていく中で、ANAからはマイレージクラブ会員への救済措置的なキャンペーンが、今年も発表されました。昨年は、プレミアムポイント2倍キャンペーンを実施していましたが、今年は新型コロナウイルスの状況が落ち着いてきていることもあってか、搭乗機会増加を狙ったキャンペーンとなっています。
キャンペーンの概要
ザックリまとめると、以下となります。
ポイント
- キャンペーン内容:ANAおよびANAグループ運航国内線の搭乗1区間につき、ボーナスプレミアムポイント1,000ポイントを積算。
- 対象搭乗期間:2022年4月25日(月)から2022年7月31日(日)まで。
- 対象路線:ANAおよびANAグループ運航の国内線全路線。但し、提携航空会社が運航するコードシェア便は、ANA(NH)便名で予約・搭乗した場合のみ対象。
- 対象運賃:マイル積算率75%以上の国内線運賃。
- 対象者:ANAマイレージクラブ会員。
ここでの要点は、プレミアムポイントが搭乗区間ごとに1,000ポイントずつ貰えるということです。よって、単に距離の長さで貯めるよりも、搭乗回数を多くした方がこまめに1,000ポイントをもらえるということになるので、搭乗の仕方を工夫した方が良いわけです。
そこで、多くのマイラーが気付いているであろうバリュートランジット(乗り継ぎ運賃)での搭乗を計画しました。短期集中がKAMASAの特徴なので、家庭への迷惑はミニマムにすべく、6月は毎週末、7月はバッファとして数日の搭乗で80,000PP程度まで貯めて、8月以降に日本の出入国規制が緩和・撤廃されたらば1~2回くらいの海外発券、海外が難しそうならば2~3Qで国内線に乗って100,000PPに到達するつもりで準備を始めました。
準備を開始
修行の条件
既に4月下旬からスタートしているこのキャンペーン、急いで開始するのもアリでしたが、チケットの性質と家庭内調整、空席状況などのために、5月後半からとすることにしました。ジャンジャカ乗れば良いわけですが、日帰りでこなしていくためには早朝から夜まで使って効率性を重視する必要がありました。よって、それを活かせるようにスケジュールを組んでいきました。その結果、5/28(土)を皮切りに、6/25(土)まで5回の週末に32レグの予約を行いました。なお、条件は自分なりに以下のように決めました。
修行の条件
- 土日のどちらか1日だけで完結
- 隔週で土曜日に家事をこなすため、週ごとに(土)・(日)を交互に入れ替える
- 早朝便~できれば22時までに羽田へ戻る便を利用する
- 座席はエコノミー席とする
- アップグレード可能な時は、幹線(前日までのアップグレード料金が14,000円の区間)はアップグレードポイントを利用、それ以外は有償(10,000円以内)にてプレミアムクラスを利用する
- 基点は羽田で、バリュートランジットの出発地までのチケットを別切りとする
- バリュートランジットの出発地を北は札幌、南は九州内の各空港とし、即日で北⇔南、または南⇔北を往復する
- 6/5(日)は、那覇の往復チケットに石垣島・宮古島それぞれに往復する
行程を決める
その結果、次の行程が出来上がりました。日によっては、なかなかのタイトスケジュールです。
日にち | 出発時間 | 出発地 | 到着地 | 到着時間 | 便名 |
---|---|---|---|---|---|
2022/5/28(土) | 7:00 | 羽田 | 札幌 | 8:30 | NH51 |
9:30 | 札幌 | 羽田 | 11:10 | NH54 | |
11:50 | 羽田 | 鹿児島 | 13:40 | NH623 | |
14:25 | 鹿児島 | 羽田 | 16:05 | NH626 | |
17:00 | 羽田 | 札幌 | 18:35 | NH73 | |
19:30 | 札幌 | 羽田 | 21:05 | NH78 | |
2022/6/5(日) | 6:35 | 羽田 | 沖縄 | 9:15 | NH993 |
9:40 | 沖縄 | 宮古 | 10:30 | NH1721 | |
11:05 | 宮古 | 沖縄 | 12:00 | NH1722 | |
12:40 | 沖縄 | 石垣 | 13:40 | NH1767 | |
14:15 | 石垣 | 沖縄 | 15:20 | NH1770 | |
16:40 | 沖縄 | 羽田 | 19:10 | NH472 | |
2022/6/11(土) | 7:00 | 羽田 | 札幌 | 8:30 | NH51 |
10:30 | 札幌 | 羽田 | 12:10 | NH56 | |
13:00 | 羽田 | 長崎 | 14:55 | NH2435 | |
15:35 | 長崎 | 羽田 | 17:25 | NH2436 | |
18:00 | 羽田 | 札幌 | 19:35 | NH75 | |
20:30 | 札幌 | 羽田 | 22:10 | NH82 | |
2022/6/19(日) | 6:25 | 羽田 | 福岡 | 8:20 | NH239 |
9:35 | 福岡 | 五島福江 | 10:15 | NH4697 | |
10:45 | 五島福江 | 長崎 | 11:15 | NH4674 | |
12:15 | 長崎 | 対馬 | 12:50 | NH4653 | |
14:30 | 対馬 | 長崎 | 15:05 | NH4658 | |
15:30 | 長崎 | 壱岐 | 16:00 | NH4643 | |
16:20 | 壱岐 | 長崎 | 16:50 | NH4644 | |
19:05 | 長崎 | 羽田 | 20:50 | NH670 | |
2022/6/25(土) | 7:00 | 羽田 | 札幌 | 8:30 | NH51 |
11:30 | 札幌 | 羽田 | 13:05 | NH58 | |
14:10 | 羽田 | 鹿児島 | 15:55 | NH625 | |
16:40 | 鹿児島 | 羽田 | 18:25 | NH628 | |
19:00 | 羽田 | 札幌 | 20:30 | NH77 | |
21:25 | 札幌 | 羽田 | 23:00 | NH84 |
懸念事項
飛行機に乗るだけなら良いのですが、6:25発を皮切りに早朝便を多く予約しているため、このアクセスをどうするかはかなり悩みました。結果、車中泊を選択しました。去年は羽田空港 第3ターミナルでの野宿でしたが、今年は終電でも帰れないような日があったため、時間を気にしないで済む方法をとりました。
駐車場はP3を使用。屋根付きだし、入庫を0時以降にすることで24時間以上の利用とならないように調整。時期的に暑いかと思いましたが、暑がりの私でもエンジンをオフにして眠れました。
また、帰路につく際に疲労困憊なことも考えられるので、車なら無理して運転せずとも休んでから帰れるというメリットがあるので、車中泊にしたのです。
費用は?!
5~6月の総費用は、64万円超でした。これに有償アップグレードが乗ってくる計算です。また、アップグレードポイントが70ポイントを保有していたので、羽田~札幌や羽田~福岡等は、アップグレードポイントで決済して今年は無駄なく活用します(去年は使えずにその殆どをスカイコインに交換)。
最終的な数字は、修行後にPP単価も含めて算出します。
最後に
今年は国内線での活動が主となり、国際線には乗れたら良いな…くらいの状況です。便数も徐々に増えていますが、2019年までのような活動ができるようになるまでには、まだ時間が必要そうです。ダイヤモンド修行は、このキャンペーンで大半のプレミアムポイントを稼いでおき、状況に応じて夏以降の動きを考えていきます。
国際線に乗れるようなら、シンガポール航空かエバー航空あたりでロサンゼルスタッチなんかができないかと画策しています。ヨーロッパも行きたいけど、なかなかお高いんですよね。国際線が厳しいようならば、タッチしてきた九州や北海道で撮影旅行でもして、4~5か月で1~2万PPを獲得しステータスを維持したいと思っています。
いずれにせよ、今年もダイヤモンド会員のステータスはキープできる予定です。来年は海外発券を再開させるべく、今から下調べをしても良いかと思っています。