旅行記

四万十の宿 旅行記 #2 ~安並水車の里、舟母浪漫、沈下橋~

2022-06-07

以前から行きたかった場所の一つ、四万十川。2泊3日の旅行で、今回は2日目です。朝食後に出発し、安並水車の里や四万十川、沈下橋などを見学してきました。

サラっとご紹介

2日目の行程

朝食をとってから出発しました。道崎展望台~モンベルルーム 新ロイヤルホテル四万十~安並水車の里(四ケ村溝の水車)~四万十川観光遊覧船 舟母浪漫(せんばろまん)~今成橋 (佐田沈下橋)~上流の各沈下橋~第一三島沈下橋~四万十の宿というものでした。朝食をがっつりいただいたので、昼食は抜きましたw。

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  1. 道崎展望台
  2. モンベルルーム 新ロイヤルホテル四万十
  3. 安並水車の里(四ケ村溝の水車)
  4. 四万十川観光遊覧船 舟母浪漫・松廣屋
  5. 佐田沈下橋(今成橋)
  6. 三里沈下橋(三里橋)
  7. 勝間沈下橋(勝間橋)
  8. 久保川休憩所
  9. 第一三島沈下橋
  10. 酷道?

Day 2

2日目は、四万十川と沈下橋を目指しながら、気になるところをチェックしていくというアバウトな行程でした。とはいえ、レンタカーがあるおかげで目いっぱい見学することができました。

道崎展望台

四万十の宿を出て間もなく、土佐西南大規模公園の中にあります。車で1~2分という近さです。展望台のすぐ近くまで車で行けて、駐車場も用意されています。ほぼ人はおらず、高いところから四万十川の河口や太平洋、伊の岬などを眺めてきました。

公園の海側に現れる展望台は、円形です。
螺旋階段をのぼります。軽い運動になります。
展望台はこんな感じにベンチがあります。
南側にある下田港海岸です。ここも人は見当たりませんね。
より南側の土佐清水市側は、こんな風景です。
北側となる伊の岬です。井ノ岬灯台もあるそうですが、視認はできませんでした。

モンベルルーム 新ロイヤルホテル四万十

展望台から車で移動します。JR中村駅の先にある「モンベルルーム 新ロイヤルホテル四万十」です。ホテルのロビーにあり、ホテルの売店的な存在です。ここの目的は、四万十川をモチーフとした限定Tシャツの購入です。ホテルの外側にはmont-bellの看板は見当たらず(ホテルだから当たり前ですが)、車からは確認できませんでした。それでも車を駐車場に止めて1Fのロビーに行くと、受け付けの並びにひっそりとモンベルルームがありました。結果、無事に当該Tシャツを購入できました。

こんな感じにホテルの一角にひっそりとありました。

なお、こちらの新ロイヤルホテル四万十は「ANA SALES AWARD 2017」で優秀賞を獲得しており、記念プレートが飾られていました。

プレートが誇らしげですね。

安並水車の里(四ケ村溝の水車)

続いては、安並水車の里です。新ロイヤルホテル四万十から北に向かい、後川を渡って北西に位置します。距離にして2kmチョイ、車で5~6分です。JR中村駅からであれば3.5kmほど、車で10分程度で到着できるでしょう。

この辺りは水路が多く存在し、そのうちの1つがこの安並水車の里です。初めて本物の水車が見れました。

とはいっても、これらは観光用であり、地元の方々により管理されているそうです。以前は、周辺地域を灌漑するために多くの水車が作られ水田に水を供給・活躍していたそうです。

水車沿いにはアジサイがあり、花咲く時期にはより趣きのある風景となるでしょう。

安並水車の里

観光用とはいえ、非常に立派な水車です。
水はとても澄んでいました。
道沿いに、真っすぐ水車が並んでいます。のどかな場所ですね。
右の赤い屋根の建物はお手洗いです。
このように駐車場も用意されています。

四万十川観光遊覧船 舟母浪漫・松廣屋

水車の後は、四万十川の遊覧船に乗船しました。遊覧船ですが、船としては「帆掛け舟」です。昔ながらですね。モンベルの後に架電・予約しておき、時間に合わせて行ってきました。車で行きましたが、お店の手前は道が細く、横に流れる四万十川から少し内陸側を走るのですが、「え?ここの道で大丈夫?このまま進んで良いの?」と疑心暗鬼になるような道を進むと、その先に松廣屋があります。

素朴なお店です。車は、お店付近に止められました。

ここから徒歩で船着き場へと移動します。ものの1~2分です。その途中、過去に大雨などで四万十川の水位が上がった位置を記した手製の目印がありました。

台風による水位上昇の記録です。
右手に段差と坂があり、川はその向こうに見え高低差はそれなりにあることがわかります。
梅雨前線により、ここまで上がったというもの。相当な雨量だったようです。
こちらもハンドメイドのようです。
勉強になります。

船着き場に降り、乗船します。帆は張っていない状態で出発しました。ガイドのお父さんが手漕ぎで川を上っていきます。四万十川は「日本最後の清流」「(柿田川・長良川とともに)日本三大清流の一つ」と呼ばれており、水が澄んでいることは有名ですが、意外と水深が浅いところもあるとは知りませんでした。川遊びなども目に浮かびますが、逆に「深いところもあって危険である」との訴えもあったりして、決して甘く見てはいけないことを学習しました。

客は我々ともう1組(2人組)のみで、右の舟で遊覧しました。帆はしまってありますね。

出発しました。
水が澄んでいます!
これ以上行くと水深が浅いため、折り返しポイントで反対岸に接岸しました。
帆を全て下した状態。
乗船時は、このように傘とライフジャケットを装着します。
接岸時に使った脚立?は、岸に置きっ放しだそうです。
このように漕ぎながら進んでいきます。

佐田沈下橋(今成橋)

楽しい時間はあっという間でした。お店の方々にお礼を伝え、車に乗り込みます。続いては沈下橋です。

最初は佐田沈下橋(今成橋)です。ここは最長の沈下橋、河口に一番近い沈下橋であり、沈下橋といえばここをイメージする人が多いのではないでしょうか。

沈下橋とは、『沈下橋(ちんかばし、ちんかきょう)は、河川を渡る橋の一種である。堤外地に設けられる橋で洪水時には橋面が水面下になる橋をいう(出典:Wikipedia)』となっています。また、四万十市の沈下橋についての説明ページでは『四万十川の沈下橋とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のことです。』との説明もあります。

全長:291.6m、幅員:4.2m。四万十川の、沈下橋としては最長・最下流にあります。
人・車両、それぞれのすれ違いのためか、橋の一部は幅員増加となっています。
川と岸、山と稜線が美しいですね。
上流側です。水中に筒状の仕掛けが見えます。
駐車場がある反対岸からが、バスが到着したようで団体客がやってきました。
注意書きもありました。

三里沈下橋(三里橋)

佐田沈下橋を対岸まで渡り、上流側へ向かいます。すると、三里沈下橋に到着します。ここでは、カヌーを楽しむ人がいました。

人のいないことが似合う橋ですね。
橋を説明する石碑があありました。
ここの幅員は変化なしです。譲り合いでの通行となるのでしょう。

勝間沈下橋(勝間橋)

さらに上流へと進みます。道路は国道441号線側ではなかったため、なかなか細く険しかったですが到達できました。釣りバカ日誌14の撮影現場にもなったそうです。また、橋脚が3本という、珍しい沈下橋でもあります。

対岸に若干名の人がいる程度で、ここも緩やかな時間が流れていました。
多いようですね、事故が。でも、遊泳禁止ではないようです。
釣りバカ日誌14の記念プレートがありました。

久保川休憩所

こちらは予定になかったのですが、久保川トンネルを抜けたところにお手洗いがあったので立ち寄りました。休憩所ながら駐車場は見当たらないのですが、ちょっとしたスペースとゼブラゾーンがあります。道路側の上段と、川側の下段という造りになっています。

休憩スペースがあります。
川寄りに下がったところでです。

第一三島沈下橋

国道441号をさらに進み、途中で国道381号へと分岐します。その先を進んでいくと、行ってみたかった第一三島沈下橋に到着しました。ここは、四万十川とJR四国 予土線の鉄橋を同時に撮影できる数少ないスポットだそうで、西日が厳しい時間帯でしたが堪能することができました。タイミングが合わず予土線の通過風景は撮影できませんでしたが、鉄橋だけでも画になります。これに沈下橋もあるわけで、予土線がいなくてもお腹いっぱいになりました。今回は予土線が目的ではなかったので、その雰囲気だけでも満足できました。

第一三島沈下橋を渡った先です。橋の向こうに国道441号があります。

国道441号側からの風景です。鉄橋が力強いですね。

国道441号からはこんな眺めです。鉄橋の先には、トンネルも見えます。

酷道?

この日の目的地はここまででした。この先はドライブなのですが、これがなかなかでした。

下にGoogleMapsのスクリーンショットを貼りましたが、赤の矢印のような行程でした。第一三島沈下橋は、下図の上部にあたる右向き矢印の中央付近であり、その南下して国道439号に入りました。すると、これが楽しい林道でして、対向車はご遠慮いただきたいような道が続いたわけです。実際、3台ほどのすれ違いがありました。

出典:GoogleMaps

こんな風景が続きました。距離にして約30kmほど、慌てず安全運転で1時間くらいはかかった記憶です(特に計測したなかったので)。でも、運転好きとしては楽しかったことは間違いありません。

対向車がこなければ楽しい林道なのですが。。。

最後に

今回の四国旅行は、この日で目的が果たせました。もちろん旅程は残っていますが、主たる目的は達成できました。

四万十川は聞いていた通りのキレイな河川であり、一度は見ておいて損はないと思います。また、沈下橋という逆転の発想のような建築物を数多見れたのは、良い経験となりました。改めて、もっと時間をかけて遊びに行きたいと感じました。

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KAMASA

学生時代は添乗員に憧れていましたが、個人的な事情により断念。社会人となり妻と出会い、旅への想いが再燃。日本国内・海外を問わず旅行が好きなのだと再認識しました。妻から陸マイラーや修行僧のことを聞き、行動するようになりました。但し、うちにはワンコ2頭がいるため、修行は弾丸/タッチ系が専らです。2018年にANAダイヤモンド会員となって以来、継続中です。コロナ禍により国内旅行が主となり、飛行機よりも電車旅が増えています。スターバックスコーヒーの全店制覇を目指したり、全国のモンベルショップへ立ち寄ることもしています。

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