連休を利用して、森の旅亭びえいに泊まってきました。例年通りの旭川入りでしたが、連泊予定と費用対効果などから、今年の宿泊先はフラノ寶亭留から変更しました。結果、これが大当たり。自然に囲まれた環境・施設・食事・泉質と、満足度の高い宿泊先でした。
今年の拠点は美瑛に決定
変更した理由
毎年3月は入籍記念の旅行をしていて、今年もその予定を入れました。これまでの宿泊先は富良野でしたが、条件面に加えて気になる宿があったこと、更には近年、自然や動物に癒されることに喜びを覚えたことなどもあって、今年は美瑛に変更しました。その気になる宿というのが、今回ご紹介する”森の旅亭 びえい”です。
野生の動物
北海道に行くと、野生の動物に出会えることがあります。市街地などでは会えないと思っていますが、山の中や湖のほとり、ホテル等までの道中などで出会えることがあります。出会った動物の種類はまだまだ少ないのですが、それでも普段は野生動物とは縁のない場所に暮らしているため(野生といってもスズメやカラスなどは除く)、たまに野生動物と出会えるとなるとテンションが上がるわけです。
旭川に降り立つ
まずは足の確保
羽田からは、AIR DOとの共同運航便(ANA4781)で旭川入りしました。
ANA4781便搭乗記 AIR DOでの羽田→旭川は気温の落差激し
修行兼用での妻との旅行。今回は、旭川までAIR DOの共 同運航便を利用しました。シップはBoein ...
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これまでは11時台に羽田を出発するANA4783を専ら利用していましたが、今回は前泊して早朝便でやってきました。ザックリ行程では、旭川空港→東川町役場→スタバやモンベルのチェック→旭山動物園→美瑛ということにしていました。よって、ここからの移動はレンタカーです。事務所までハイエースで運んでもらい、手続きを済ませてドライブ開始です。
旭川に来たら、まずは東川町役場へ
我々夫婦、実はここに婚姻届を出したのです。そのため、旭川へ来ると最初に行くのがここ東川町役場なのです。どうしてここなのかというと、婚姻届をオリジナルの台紙に収めてくれて、写真も撮ってくれる「オリジナル婚姻届」というサービスを提供してくれているからなのです。
というわけで、まずは東川町役場へ行ってきました。
東川町役場
〒071-1423 北海道上川郡東川町東町1丁目16−1
電話:0166-82-2111(代)
https://higashikawa-town.jp/
「良くまぁ、知っていたな」となるわけですが、入籍をどこでするかと考えた時に「事務的に届け出てハイおしまい、じゃぁちょっとなぁ・・・」と思ったことと、東京ウォーカーか何かでこんなサービスがあるということを思い出して調べてみたところ、確かにあって残っていたのです。そこで、旅行も兼ねて訪れたというわけです。
mont-bellとスタバに立ち寄る
東川町役場のすぐそばには、mont-bell 大雪ひがしかわ店があります。役場の後は、ここに立ち寄ってTシャツやフリースなどの掘り出し物をチェック。結果、新作と同店限定のTシャツを購入しました。
mont-bell 大雪ひがしかわ店
〒071-1423
北海道上川郡東川町東町1丁目2-2
電話:0166-82-6120
https://store.montbell.jp/search/shopinfo/?shop_no=618944
この後は、スタバのマイストアパスポートのスタンプを集めるべく、無駄なく動きます。まずは、喉を潤すために旭川大雪通店へ立ち寄りました。ちょうどフルーツGYUNEWとコーヒーGYUNEWの売り出し期間中だったので、これを購入しました。
次に、イオンモール旭川西店にも立ち寄りました。今回の旭川旅行では旭川市内の全店制覇を目論んでいて、行程的に初日はこの2店舗としていたためです。
ランチはラーメン
スタバの後は、ちょっと早かったのですがランチとしました。数あるラーメン屋から、今回はらー麺 火ぷり家にしました。Google Mapsの口コミを参考にしつつ、自分の勘で決めました。到着が11:30前だったので、並ばずに入れました。程よい辛さの赤みそラーメンに、野菜をトッピングして少しでも健康的にしていただきました(笑)。
旭山動物園を見学
食後は、旭山動物園へ移動しました。ここで多くの動物を見学しました。肌寒い日でしたが、親子連れやカップルなどのお客さんが結構いましたね。一通り見て回ったら、2時間くらいかけていました。
旭山動物園
〒078-8205 北海道旭川市東旭川町倉沼
電話:0166-36-1104(代)
https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/
ここを終えると、本日の残す訪問先は宿のみ。渋滞を避けつつ、途中からは降雪となりながら宿へ向かいました。
森の旅亭 びえい
美しい丘陵地帯として有名な美瑛ですが、このホテルは森の中にあります。道の駅「びえい」や「白金青い池」よりも更に奥地へ進むと、左手に「白ひげの滝」が見えてきます。ここも通過して少し上った先の左側に、森の旅亭びえいがあります。
アクセス
森の旅亭びえい
〒071-0235 北海道上川郡美瑛町白金10522−1
電話:0166-68-1500
https://biei-hotel.com/
外観、駐車場、エントランス
県道966号を進み、分岐の標識「上富良野・十勝岳温泉」の下で左折すると敷地内に入れます。訪問時は雪が積もっており、宿をウッカリ見過ごしそうになりましたが、雪がなければ容易に見つけられるでしょう。
駐車場は、敷地内に入って左右及び正面にあります。その正面にある入口は日帰り入浴用であり、宿泊者は建物に向かって左に通路があるのでそこを進みます。
到着時には誘導係の方がおり、上の写真から右奥に進んだところへの駐車を促されました。一番奥でしたが止めにくいことはなく、ハッチバックに荷物を積んでいたので車は頭(=正面)から入れておきました。更に奥では、除雪作業車が佇んでいました。
誘導係の方から、入口への案内をいただき進みます。写真は昼間ですが、着いたのは夕方であったため実際には雪がチラついている状態でした。
これを進むと、玄関~帳場へとつながります。今回はキャリーケースの他にも荷物があったので、慌てずに安全第一で進みました。
ご覧の通り、玄関右は雪が溢れるほど。旅館としては狭い玄関ですが、メンテナンスも一考されているのではないかと思ってしまいました。
帳場、展望サロン、部屋へ向かう通路
玄関を入り、左右の端には、畳の上に部分的なカーペット生地が敷かれています。キャリーケースやスーツケースを一時置きしておくようなスペースのようで、ホイールが汚れていてもそのまま置けるようにしてあると理解しました。防汚対策ですね。
スリッパに履き替えて、待合スペース兼用の眺望サロンに通されてチェックインです。ふんだんに木を使った館内は、温かみがあります。低めの座椅子とテーブルですが、ご老人にも優しい仕様となっていました。一時的に利用するだけであれば、腰などへの負担はほぼ無いのではないでしょうか(持病等で個人差はありますが)。
通された席では、チェックインの用紙への記入を行い、その後はコーヒーとお菓子をふるまっていただいて小休止です。休みながら、宿のコロナ対策としてのルールに目を通しました。
展望サロンの窓際は、美瑛岳や十勝岳を見渡せるカウンターとなっています。雪で外に出れない時や、湯上りでまったりしたい時には気分を変えたり落ち着けたりする場所として重宝しそうです。
今回ご用意いただいた部屋は、105号の槐(えんじゅ)でした。客室離れ棟の一番奥であり、この展望サロン横の階段で1階分を降りて、スリッパを各部屋用のスリッパへはき替えて屋根付き廊下を進んでいきます。
廊下は石畳で趣があります。しかし、石畳+スリッパの下りは、雪の時期は凍結などもあってリスキーな印象です。地形を活かした構造は良いのですが、少し気になりました。
105号 槐(えんじゅ)
玄関と室内
今回は、離れ棟客室(露天風呂付)に泊まりました。全5室で、玄関とリビング/寝室、水回り、トイレ、浴室エリア(洗い場・露天風呂)に分かれています。玄関も凝っています。
リビング/寝室
公式ページによると、10~13帖の広さです。既にお布団が敷いてありました。横になると落ちそうなので、食後までは極力触れないようにしていました(笑)。奥にはソファ及びテーブルとイスがありました。PC作業には向いておらず、また、電源もソファー側には無かったため、布団のそばでいじっていました。
ふすまや、上の写真の中央奥の窓を開けると、露天風呂が見える構造です。Bluetooth スピーカーの「Anker SoundCore 2」をを2つ持参していたので、入口側と中央奥の窓際に設置して、Amazon Musicをステレオサウンドで楽しむことができました。
冷蔵庫、ポット、コーヒー・紅茶等のセルフサービスは、コンパクトにまとめられていました。
水回り
洗面台には、ハンドソープや歯ブラシ、綿棒などのアメニティグッズの他にも、乳液や化粧水といったお肌などのケアグッズも置いてありました。女性がうっかり失念する、ということは少ないと思いますが、拘りがなければこれらで済ませてしまうというのも方法の一つです。
お手洗いは様式で、タンク方式のものでした。リモートスイッチが壁面についていました。個室は程よい広さで、マンションのような窮屈感はなく、まさに落ち着ける場所でした。
お風呂
洗面台の更に先、お風呂の入口があります。進むと内風呂があり、更に奥には露天風呂として湯舟があります。
食事
初日の夕食
宿泊は夕食付きのプランでした。食事は部屋食ではなく、館内に1Fにある「食事処 森の坊」にていただきました。非常に手の込んだものであり、さすがはプロの仕事という美味しさ。メインは美瑛和牛でした。
夕食は、先付けからスタートします。宿泊プランが”1本付き”であったため、次の写真内の3種のうちから1つを選べたので、Blue Pondという青い池をイメージしたお酒にしました。
最後に
こうして初日は終わりました。移動が殆どとなるわけですが、おもてなしによりそれらの疲れを癒してくれるし、素敵な食事で栄養補給もさせてもらいました。初めてのお宿でしたが、連泊にして正解でしたね。2日目は富良野へ行ってきます。
#2へ続く。