ようやくクアラルンプール発券を実行に移せました。これまでは、スターアライアンスのフライトでプレミアムポイントを積み上げていましたが、鎖国状態が解けてANAの純正プレミアムポイントを国際線でも積算できるようになったので、これからの修行は国際線へシフトさせていきます。
この記事で分かること
費用とPP単価
クアラルンプール国際空港とは
サテライトへの移動方法
ビジネスクラスのシートや食事
この前のフライトは、以下をご覧ください。
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費用とPP単価
課題の残るPP単価です。搭乗はアフターコロナでも、購入・発券はビフォアコロナだったためです。世の中の情勢からすれば、今年の回復は難しいと思われるので、2024年のうちに1桁へ戻れれば、御の字といったところでしょうか。
チケット情報
料金:216,422円(KUL-HND-ISG-HND-KUL)
搭乗クラス:プレミアムエコノミ ー ⇒ ビジネスクラス(アップグレードポイントによるアップグレード)
チケットクラス:E
プレミアムポイント:5,417
PP単価:13.76円
クアラルンプール国際空港とは
概要
1998年6月30日に開港した、マレーシアを代表する国際空港です。マレーシア航空とエアアジアグループのハブ空港ともなっており、長さ4,000m×幅60mの滑走路を3本有しています。
建物は、KLIA*と呼ばれるメインターミナルとサテライトターミナル、更にLCCの離発着を行うLCCターミナル(=KLIA2)という構成です。
*Kuala Lumpur International Airportの頭文字からなる略称
場所柄、日本をはじめアジアやインド、中東、欧州など、多くの航空会社が乗り入れています。
マハティール・ビン・モハマド首相の主導で、これまで運営されていたセランゴール州スバン (Subang) のスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(通称 : スバン空港)に代わる空港として建設がスタートし、1998年6月30日に開港。「森の中の空港、空港の中の森」をコンセプトに、黒川紀章がターミナルビルを含む全体計画を設計し、メインターミナルを大成建設、サテライトを竹中工務店が施工した[1]。実際に周辺はプランテーションされたアブラヤシの森に囲まれている。
なお、この空港の開港により従来の国際空港であったスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港は、マレーシアの玄関口の役割を終えた。
出典:Wikipedia クアラルンプール国際空港
アクセス
クアラルンプールの中心部からは40km以上離れていて、KLIA Expressでのアクセスが安定的です。クアラルンプールの中心部、KL Sentral駅まで30分前後で結んでくれるます。
勿論、タクシーやGRABといった車を使うことも可能です。私は40kmという距離があることから、KLIA Express一択です。
搭乗記
フライトインフォメーション
機体:B787-8
レジ番号:JA813A
滑走路:C、16L
離陸:23:59
着陸:5:38(現地時間)
チェックイン
KLIA Ekspresで空港へ12時前には到着し、出発ロビーへと移動しました。
フロアは、全体的に意外とガランとしていました。ANAのチェックインカウンターはJであり、JapanのJかと思ってしまいました。
チェックインカウンターはエコノミークラス側も空いているほどで、どこを利用してもすぐにチケットを貰えそうなくらいでした。
預ける荷物もないので、気ままに出国手続きを済ませてサテライトターミナルへと向かいます。
バス移動
ここでサプライズ!
サテライトターミナルへ行くにはエアロトレインでの移動となっていたコロナ禍前でしたが、この日はバスでの移動と変わっていました。
壁面、床面、柱などにC1〜 C37へのバスはこちら、と印刷物で掲示されており、今回の変更がエアロトレインの不具合等でたまたまなのか、コロナ禍による影響で運用変更などの恒久的ものなのかは分かりませんが、今後も訪れる予定なのでチェックしていきたいと思います。
バスはエアロトレインのそばを進み、サテライトターミナルへ到着しました。バスを降りると、いつもとは違うルートでサテライトターミナルへ着いたので、新鮮な感じでした。
ラウンジ
建物内へ入ると、いつもの風景が見えてきました。中央部にあるトランスファーデスクやJungle boardwalk を見ると、今までに何事もなかったかのように営業していました。これらを見ると、クアラルンプールに来たな、と感じます。
その後、出発までは少し時間があったので、指定ラウンジのGOLDEN LOUNGE SATELLITEを利用しました。
ラウンジ内に入ると、正面に受付がありチケットやステータスを確認します。その結果、左にあるビジネスラウンジへ通されました。これは変化なしですね。
インド、アジア系のフードが多く用意されていました。このあたりは、コロナ禍前と変わりはなかったですね。チキンと青梗菜、椎茸のラクサがあり、ビールと一緒にいただきました。
C24ゲートから搭乗
搭乗時刻か近づき、ラウンジ内からは人が徐々に出ていきます。ゲートの手前にて手荷物検査があるので、早めに出ておかないと他人に迷惑をかけかねないですからね。
この日のゲートは、C24でした。ラウンジからは少し距離はあるものの、苦になる距離ではありません。ゲートオープンは1時間前と早いので、手荷物検査を終えた人の多くがウェイティングエリアで搭乗を待っていました。しかし、搭乗開始時刻となっても搭乗が開始されず、結果的に13:45⇒13:55⇒14:00⇒14:10と3回の変更を経ての搭乗となりました。
フライトインフォメーション
便名:NH886
区間:石垣→羽田
機材:B787-8
機体番号:JA813A
定刻:14:15~22:15
シート
座席は3Aでした。発券時にアップグレードができていた・・・つまり特典航空券枠で確保しておいたおかげで、座席指定も早いタイミングで行い、窓側の島の窓側席を確保できました。
座席には、いつも通りにペットボトルの水、スリッパ、アメニティセット、敷布団とかけ布団が用意されていました。さらに、メニューも置いてあったのは意外でした。いつも、ベルト着用サインが消灯となってから配布されていたような・・・。とはいえ、むしろwelcomeなので各ページを写真に収めながら眺めていました。
シートは、フルフラットとなるスタッガードシートであり、個室感が高いですね。今回のように窓側だと、寝た時に窓側の壁と真横にあるテーブルに囲まれます。これだけで私はよく眠れます。
しかし、コロナ禍前からは次世代のビジネスクラス“THE ROOM”が登場し、B777-300ERへ実装すべく順次改修されています。
ところが、コロナ禍でB777-300ERを退役させる動きもあったため、一部の機体のみで止まっています。定期便ではロンドンとフランクフルト行きで運用していましたが、コロナ禍を経てロンドン便と北米便に多く運用されているようです。
シートコントローラーは、ボタン式です。用途に応じて、長押しの要否はありますが、絵を見ることで英語が読めなくても調整は出来ると思います。難点は、上の写真の通りにボタンが小さいことでしょうか。
こちらはフットレストです。フルフラットにした時が、一番の活躍どきでしょう。奥に長いというか深いフットレストなので、170cm超の私が寝ても先まで届きません。
これの上に、食事などで使うテーブルが収納されていて、引き出して使います。写真では、右にある赤いストッパーが目印であり、使用時にはこのストッパーを上げた状態でテーブルを手前に引き出す、というオペレーションとなります。
↑この写真は、窓側から通路側を見た視点です。このくらい細いので、大人は横になって出入りします。これが厳しい場合は、窓側の島の通路側のシートが良いでしょう。
モニターの下には、電源類がまとめられています。ユニバーサルタイプの電源、iPodコネクタ、USB-Aが用意されていて、モニター下に格納されています。2系統同時に充電ができるのは有り難いですね。
出発
搭乗開始が遅れましたが、出発も遅れました。タキシングが開始されたのは14:40頃でした。羽田から乗り継ぎのお客は、気が気じゃなかったかもしれません。
離陸は32Rからでした。上昇しながら右に進路をとり、クアラトレンガヌ上空を飛んで日本へ向かいました。珍しく海岸線の上空に雲が少なく、はっきりと見ることができました。
ウェルカムドリンク~食事
15:00を過ぎて、ベルト着用サインが消灯しました。ここでようやく、ウェルカムドリンクが配布されました。ソフトドリンクだったので、普段は飲まないグアバジュースにしてみました。
16時近くになってから、お待ちかねのお食事です。テーブルを手前に引いてセッティング。それを確認したCAさんから、テーブルクロスをかけてもらいます。ドリンクはシャンパン/Champagne Castelnauでスタート。ウェルカムドリンクもシャンパンで良いんですけどね。
オープニングでサテが出てきました。お酒の進むアイテムが多く登場し、テンションが上がります。
アミューズ
・2種のドライフルーツとチェダーチーズ
・チキンサテ カクテルソース
これまた酒飲みのアイテムですね。シーフードやスモークチキンの質の高さに脱帽です。ネクストシャンパンとなったのは言うまでもないでしょう。
アペタイザー
・スモークチキンとグリル野菜
・帆立貝のマリネ 烏賊のサラダ パイナップルマンゴーサルサ
続いてパンが配られます。パンの外はカリっと、中はもっちりとしていてレストランで食べているかのようなクオリティでした。
パンのお供に、バターやオリーブオイルなども用意されます。私は素のままで美味しくいただきました。
ブレッド
・ロールブレッド
・ドライトマトロール
・バター
・オリーブオイル
・粗塩
・ブラックペッパー
メインを前に、お肉ということでCAさんから赤ワインのお誘いがありました。お勧めを伺うと、重めが良いということでアルゼンチン産のTrapiche Medalla Red Blend Mendoza 2017にしました。
メインのお肉はフィレ肉でした。比較ばかりとなりますが、コロナ禍前は結構噛み応えのあるお肉であったことから、今回もそのつもりでいただきました。
ところが!
良い意味で裏切ってくれました。ほほ肉ですか?と疑いたくなるくらいにホロホロのお肉であり、大人げなくお代わりが欲しくなったほどです。
メインディッシュ
・ビーフのブレゼ ブラウンソース
お肉の後にカットフルーツで、口内をさっぱりとしてくれました。
続いてパンプディングをいただきます。甘さと柔らかい触感の魔術で、それなりに飲み食いした後でも不思議と抵抗感もなく進めてしまいました。
実はこのチーズ、カスタマイズされています。クラッカーなども含め、特盛状態。「ワインを飲みなさい」というお告げのようでした。
このあたりでグラスが空き、ここで赤ワインの選手交代となりました。Veramonte Pinot Noir Casablanca Valley 2017という赤のチリワインでした。ラベルが印象的ですね。
デザート
・パンプディング バニラソース
・チーズ
・フルーツ
食事が終わると、はるか彼方で水平線に沈む太陽をライブで見れました。それからほどなく、食後ということも手伝って私の瞼も閉じていきました。
最後に
シップはA滑走路へランディング。出だしは遅れたものの、結果的には定刻よりも早く21:59に108番ゲートに到着しました。
ようやく、ダイヤモンド修行が本格化し、クアラルンプール発券がスタートしました。この1レグだけで、5,417PPを獲得しました。
コロナ禍を経て、クアラルンプール国際空港やビジネスクラスのサービスにも変化がありました。それらに気付いたり反応したりといった経験をすることで、自分自身の知見を豊かにしてくれるでしょう。
これからも続けていきたいと、改めて思う瞬間でした。
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