ダイヤモンド修行 ビジネスクラス 搭乗記 海外発券

【2023】クアラルンプール発券はここから再開。NH886で帰国

2023-06-18

NH886便

ようやくクアラルンプール発券を実行に移せました。これまでは、スターアライアンスのフライトでプレミアムポイントを積み上げていましたが、鎖国状態が解けてANAの純正プレミアムポイントを国際線でも積算できるようになったので、これからの修行は国際線へシフトさせていきます。

この記事で分かること

費用とPP単価

クアラルンプール国際空港とは

サテライトへの移動方法

ビジネスクラスのシートや食事

この前のフライトは、以下をご覧ください。

こちらもどうぞ
MH789便 全景
【2023】久々のマレーシア航空!MH789でクアラルンプールへ

何年か振りで、マレーシア航空を利用しました。台北からバンコクへ到着し、クアラルンプールへ向かう際の乗 ...

続きを見る

費用とPP単価

課題の残るPP単価です。搭乗はアフターコロナでも、購入・発券はビフォアコロナだったためです。世の中の情勢からすれば、今年の回復は難しいと思われるので、2024年のうちに1桁へ戻れれば、御の字といったところでしょうか。

チケット情報

料金:216,422円(KUL-HND-ISG-HND-KUL)
搭乗クラス:プレミアムエコノミ ー ⇒ ビジネスクラス(アップグレードポイントによるアップグレード)
チケットクラス:E
プレミアムポイント:5,417
PP単価:13.76円

クアラルンプール国際空港とは

概要

1998年6月30日に開港した、マレーシアを代表する国際空港です。マレーシア航空とエアアジアグループのハブ空港ともなっており、長さ4,000m×幅60mの滑走路を3本有しています。

建物は、KLIA*と呼ばれるメインターミナルとサテライトターミナル、更にLCCの離発着を行うLCCターミナル(=KLIA2)という構成です。

*Kuala Lumpur International Airportの頭文字からなる略称

場所柄、日本をはじめアジアやインド、中東、欧州など、多くの航空会社が乗り入れています。

マハティール・ビン・モハマド首相の主導で、これまで運営されていたセランゴール州スバン (Subang) のスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(通称 : スバン空港)に代わる空港として建設がスタートし、1998年6月30日に開港。「森の中の空港、空港の中の森」をコンセプトに、黒川紀章がターミナルビルを含む全体計画を設計し、メインターミナルを大成建設、サテライトを竹中工務店が施工した[1]。実際に周辺はプランテーションされたアブラヤシの森に囲まれている。

なお、この空港の開港により従来の国際空港であったスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港は、マレーシアの玄関口の役割を終えた。

出典:Wikipedia クアラルンプール国際空港

アクセス

クアラルンプールの中心部からは40km以上離れていて、KLIA Expressでのアクセスが安定的です。クアラルンプールの中心部、KL Sentral駅まで30分前後で結んでくれるます。

勿論、タクシーやGRABといった車を使うことも可能です。私は40kmという距離があることから、KLIA Express一択です。

搭乗記

フライトインフォメーション

機体:B787-8

レジ番号:JA813A

滑走路:C、16L

離陸:23:59

着陸:5:38(現地時間)

チェックイン

クアラルンプール国際空港のチェックインカウンター

KLIA Ekspresで空港へ12時前には到着し、出発ロビーへと移動しました。

フロアは、全体的に意外とガランとしていました。ANAのチェックインカウンターはJであり、JapanのJかと思ってしまいました。

チェックインカウンターはエコノミークラス側も空いているほどで、どこを利用してもすぐにチケットを貰えそうなくらいでした。

預ける荷物もないので、気ままに出国手続きを済ませてサテライトターミナルへと向かいます。

バス移動

バス乗り場へと続くエスカレーター

ここでサプライズ!

サテライトターミナルへ行くにはエアロトレインでの移動となっていたコロナ禍前でしたが、この日はバスでの移動と変わっていました。

サテライトターミナル行きのバス

壁面、床面、柱などにC1〜 C37へのバスはこちら、と印刷物で掲示されており、今回の変更がエアロトレインの不具合等でたまたまなのか、コロナ禍による影響で運用変更などの恒久的ものなのかは分かりませんが、今後も訪れる予定なのでチェックしていきたいと思います。

バスの降車場所から続くサテライトターミナル入口

バスはエアロトレインのそばを進み、サテライトターミナルへ到着しました。バスを降りると、いつもとは違うルートでサテライトターミナルへ着いたので、新鮮な感じでした。

ラウンジ

サテライトターミナル中心部のトランスファーデスク付近

建物内へ入ると、いつもの風景が見えてきました。中央部にあるトランスファーデスクやJungle boardwalk を見ると、今までに何事もなかったかのように営業していました。これらを見ると、クアラルンプールに来たな、と感じます。

GOLDEN LOUNGE SATELLITEの表札と入口

その後、出発までは少し時間があったので、指定ラウンジのGOLDEN LOUNGE SATELLITEを利用しました。

ラウンジ内に入ると、正面に受付がありチケットやステータスを確認します。その結果、左にあるビジネスラウンジへ通されました。これは変化なしですね。

インド、アジア系のフードが多く用意されていました。このあたりは、コロナ禍前と変わりはなかったですね。チキンと青梗菜、椎茸のラクサがあり、ビールと一緒にいただきました。

ラクサとビール

C24ゲートから搭乗

C24ゲートの電子案内板

搭乗時刻か近づき、ラウンジ内からは人が徐々に出ていきます。ゲートの手前にて手荷物検査があるので、早めに出ておかないと他人に迷惑をかけかねないですからね。

この日のゲートは、C24でした。ラウンジからは少し距離はあるものの、苦になる距離ではありません。ゲートオープンは1時間前と早いので、手荷物検査を終えた人の多くがウェイティングエリアで搭乗を待っていました。しかし、搭乗開始時刻となっても搭乗が開始されず、結果的に13:45⇒13:55⇒14:00⇒14:10と3回の変更を経ての搭乗となりました。

フライトインフォメーション

便名:NH886
区間:石垣→羽田
機材:B787-8
機体番号:JA813A
定刻:14:15~22:15

シート

シートA3全景

座席は3Aでした。発券時にアップグレードができていた・・・つまり特典航空券枠で確保しておいたおかげで、座席指定も早いタイミングで行い、窓側の島の窓側席を確保できました。

シートに用意された枕、ヘッドフォン、スリッパなど

座席には、いつも通りにペットボトルの水、スリッパ、アメニティセット、敷布団とかけ布団が用意されていました。さらに、メニューも置いてあったのは意外でした。いつも、ベルト着用サインが消灯となってから配布されていたような・・・。とはいえ、むしろwelcomeなので各ページを写真に収めながら眺めていました。

シートをフルフラットにした状態

シートは、フルフラットとなるスタッガードシートであり、個室感が高いですね。今回のように窓側だと、寝た時に窓側の壁と真横にあるテーブルに囲まれます。これだけで私はよく眠れます。

しかし、コロナ禍前からは次世代のビジネスクラス“THE ROOM”が登場し、B777-300ERへ実装すべく順次改修されています。

ところが、コロナ禍でB777-300ERを退役させる動きもあったため、一部の機体のみで止まっています。定期便ではロンドンとフランクフルト行きで運用していましたが、コロナ禍を経てロンドン便と北米便に多く運用されているようです。

シートコントローラー

シートコントローラーは、ボタン式です。用途に応じて、長押しの要否はありますが、絵を見ることで英語が読めなくても調整は出来ると思います。難点は、上の写真の通りにボタンが小さいことでしょうか。

就寝時に足を収納するスペース

こちらはフットレストです。フルフラットにした時が、一番の活躍どきでしょう。奥に長いというか深いフットレストなので、170cm超の私が寝ても先まで届きません。

これの上に、食事などで使うテーブルが収納されていて、引き出して使います。写真では、右にある赤いストッパーが目印であり、使用時にはこのストッパーを上げた状態でテーブルを手前に引き出す、というオペレーションとなります。

シート側から見た通路への導線

↑この写真は、窓側から通路側を見た視点です。このくらい細いので、大人は横になって出入りします。これが厳しい場合は、窓側の島の通路側のシートが良いでしょう。

モニター下に格納されている「ユニバーサルタイプの電源」「iPodコネクタ」「USB-A」の電源類

モニターの下には、電源類がまとめられています。ユニバーサルタイプの電源、iPodコネクタ、USB-Aが用意されていて、モニター下に格納されています。2系統同時に充電ができるのは有り難いですね。

出発

滑走路32R

搭乗開始が遅れましたが、出発も遅れました。タキシングが開始されたのは14:40頃でした。羽田から乗り継ぎのお客は、気が気じゃなかったかもしれません。

機内から見るクアラトレンガヌ付近

離陸は32Rからでした。上昇しながら右に進路をとり、クアラトレンガヌ上空を飛んで日本へ向かいました。珍しく海岸線の上空に雲が少なく、はっきりと見ることができました。

ウェルカムドリンク~食事

ウェルカムドリンクのグアバジュース

15:00を過ぎて、ベルト着用サインが消灯しました。ここでようやく、ウェルカムドリンクが配布されました。ソフトドリンクだったので、普段は飲まないグアバジュースにしてみました。

シャンパン/Champagne Castelnau

16時近くになってから、お待ちかねのお食事です。テーブルを手前に引いてセッティング。それを確認したCAさんから、テーブルクロスをかけてもらいます。ドリンクはシャンパン/Champagne Castelnauでスタート。ウェルカムドリンクもシャンパンで良いんですけどね。

アミューズ/「2種のドライフルーツとチェダーチーズ」「チキンサテ カクテルソース」

オープニングでサテが出てきました。お酒の進むアイテムが多く登場し、テンションが上がります。

アミューズ

・2種のドライフルーツとチェダーチーズ

・チキンサテ カクテルソース

アペタイザー/「スモークチキンとグリル野菜」「帆立貝のマリネ 烏賊のサラダ パイナップルマンゴーサルサ」

これまた酒飲みのアイテムですね。シーフードやスモークチキンの質の高さに脱帽です。ネクストシャンパンとなったのは言うまでもないでしょう。

アペタイザー

・スモークチキンとグリル野菜

・帆立貝のマリネ 烏賊のサラダ パイナップルマンゴーサルサ

パン/ロールブレッドとドライトマトロール

続いてパンが配られます。パンの外はカリっと、中はもっちりとしていてレストランで食べているかのようなクオリティでした。

バター、オリーブオイル、粗塩、ブラックペッパー

パンのお供に、バターやオリーブオイルなども用意されます。私は素のままで美味しくいただきました。

ブレッド

・ロールブレッド

・ドライトマトロール

・バター

・オリーブオイル

・粗塩

・ブラックペッパー

アルゼンチン産の赤ワイン/Trapiche Medalla Red Blend Mendoza 2017

メインを前に、お肉ということでCAさんから赤ワインのお誘いがありました。お勧めを伺うと、重めが良いということでアルゼンチン産のTrapiche Medalla Red Blend Mendoza 2017にしました。

ビーフのブレゼ ブラウンソース

メインのお肉はフィレ肉でした。比較ばかりとなりますが、コロナ禍前は結構噛み応えのあるお肉であったことから、今回もそのつもりでいただきました。

ところが!

良い意味で裏切ってくれました。ほほ肉ですか?と疑いたくなるくらいにホロホロのお肉であり、大人げなくお代わりが欲しくなったほどです。

メインディッシュ

・ビーフのブレゼ ブラウンソース

フルーツ

お肉の後にカットフルーツで、口内をさっぱりとしてくれました。

パンプディング バニラソース

続いてパンプディングをいただきます。甘さと柔らかい触感の魔術で、それなりに飲み食いした後でも不思議と抵抗感もなく進めてしまいました。

チーズの盛り合わせ

実はこのチーズ、カスタマイズされています。クラッカーなども含め、特盛状態。「ワインを飲みなさい」というお告げのようでした。

赤のチリワイン/Veramonte Pinot Noir Casablanca Valley 2017

このあたりでグラスが空き、ここで赤ワインの選手交代となりました。Veramonte Pinot Noir Casablanca Valley 2017という赤のチリワインでした。ラベルが印象的ですね。

デザート

・パンプディング バニラソース

・チーズ

・フルーツ

食事が終わると、はるか彼方で水平線に沈む太陽をライブで見れました。それからほどなく、食後ということも手伝って私の瞼も閉じていきました。

水平線に沈みいく太陽

最後に

電子案内掲示板(到着)

シップはA滑走路へランディング。出だしは遅れたものの、結果的には定刻よりも早く21:59に108番ゲートに到着しました。

ようやく、ダイヤモンド修行が本格化し、クアラルンプール発券がスタートしました。この1レグだけで、5,417PPを獲得しました。

コロナ禍を経て、クアラルンプール国際空港やビジネスクラスのサービスにも変化がありました。それらに気付いたり反応したりといった経験をすることで、自分自身の知見を豊かにしてくれるでしょう。

これからも続けていきたいと、改めて思う瞬間でした。

次行程はこちら
富士山と機体
【2023】国際線の国内線区間を、バルクヘッド席で石垣タッチ!

海外発券がし易くなってきました。この記事では、クアラルンプール発券のうち国内線区間です。家庭の事情に ...

続きを見る

にほんブログ村のランキングに参加中!


数あるブログの中からご覧いただき、ありがとうございます。
記事への関心や楽しさ、興味深さなどがありましたら、下の各バナーを1日1回の【クリック】にて応援くださると、大変励みになります。
どうぞよろしくお願いいたします。

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 旅行ブログ 海外旅行へ
空と大地と - にほんブログ村
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

KAMASA

学生時代は添乗員に憧れていましたが、個人的な事情により断念。社会人となり妻と出会い、旅への想いが再燃。日本国内・海外を問わず旅行が好きなのだと再認識しました。妻から陸マイラーや修行僧のことを聞き、行動するようになりました。但し、うちにはワンコ2頭がいるため、修行は弾丸/タッチ系が専らです。2018年にANAダイヤモンド会員となって以来、継続中です。コロナ禍により国内旅行が主となり、飛行機よりも電車旅が増えています。スターバックスコーヒーの全店制覇を目指したり、全国のモンベルショップへ立ち寄ることもしています。

-ダイヤモンド修行, ビジネスクラス, 搭乗記, 海外発券