ついにこの日がやってきました。海外への1人旅の再開です。行き先はシンガポール経由のバンコク。何故ならば、コロナ禍が始まってからは自粛していた海外発券のため、いったんは発券地へ行かなければならないためです。いずれにせよ、私のテンションは高め安定でした。
この記事で分かること
・成田空港の概要
・2023年3月、早朝の成田空港の様子
・スクートとは
・スクートへの搭乗手続きと流れ
・スクートビズの様子(機内販売も含む)
成田空港へ
アクセス
言わずと知れた、日本を代表する国際空港の1つである成田空港。今回の旅は、ここから始まりました。
〒282-0004 千葉県成田市古込1−1
0476-34-8000
https://www.narita-airport.jp/jp/
成田空港は、第1~第3までのターミナルがあります。第1ターミナルは終点、第2ターミナルはその手前であり、第3ターミナルは第2ターミナル経由で向かうこととなります。これらは、使用する航空会社に応じてターミナルは割り当てられています。
ちなみに、ANAとJALはそれぞれANA=第1ターミナル、JAL=第2ターミナル、一部のLCC=第3ターミナルとなっています。ターミナルは、所属する航空連合に概ね紐づいていますが(第1ターミナル=STAR ALLIANCE、第2ターミナル=ONE WORLD及びSKY TEAM)、未加入やLCCはその限りではないために確認が必要です。
成田空港 航空会社案内
https://www.narita-airport.jp/jp/t_info
電車
成田スカイアクセス線(スカイライナー)、京成本線、JR線(Narita EXpress)があります。コストと時間、ルートに応じて使い分けることになるかと思いますが、私は自宅及び職場の位置からスカイライナーの一択です。定時制と短時間移動というのが決め手ですね。
バス
オレンジ色のバスでお馴染みのリムジンバスをはじめ、多くのバス会社により運行されています。出発地や予算に応じてご利用ください。
車・駐車場
車でのアクセスは、東関東自動車道から新空港自動車道を経ての有料道路でのルートとなります。
駐車場は、空港の駐車場をはじめ、近隣には数多くの駐車場があります。用途・お好みなどに合わせて選択してください。
成田空港へ向かう
乗車したのは、5:40発のスカイライナー1号でした。40分超の時間があって特急ということもあり、早くも祝杯をあげつつ、成田空港へと向かいました。
乗車率は低めでしたが、隣席には外国の方が日暮里から乗車してきました。サーチャージの影響か、単に朝だからかは分かりませんが、スカイライナーにはまだコロナ禍前のような活気は戻っていない印象でした。
ちなみに、今回のフライトは朝の便で、かつ地元から始発電車に乗ったのでは心許ないこともあり、上野に前泊しました。その時の様子は、以下にまとめました。
【コスパ抜群】Smart Stay SHIZUKU 上野駅前は予想を裏切る好結果!
上野公園の横にあるカプセルホテル、【Smart Stay SHIZUKU 上野駅前】を利用しました。 ...
続きを見る
搭乗手続き~出国
受付はIカウンターにて
列車は、定刻通りに成田空港(第1ターミナル)へ到着しました。出発ロビーへと上がります。
チェックインは、Iカウンターでした。搭乗客が多いのか、隣のJカウンターも使ってチェックイン業務を処理していました。
私はスクートプラスを利用したので、Iカウンターに設置された専用カウンターで受け付けてもらいました。並びは無しで、預ける荷物もなかったのですぐに手続きは済みました。
手荷物検査
ここで、意外な渋滞が起きました。保安検査場が開いていなかったのです。透過や顔認証などの技術が進んでいても、そもそも開いていなければ進めません。
ゲートからは40〜50mは並んでいたようで、ズラッと並んでいたという表現がピッタリでした。
列が動き始めたのは、7時を過ぎてからでした。この時、『Face Express』を初めて見ましたが、メリットが感じられずこの日はスルーしました。
成田の手荷物検査は、PCやバッテリーは普通に取り出します。まぁ普通なことなんですけど、羽田の第3ターミナルは出さなくて良いのでつい比べてしまいますね。
ラウンジ
手荷物検査、出国の手続きを済ませた後は、搭乗前のお楽しみであるラウンジ訪問です。LCCであるスクートでしたが、プライオリティパスがあるのでANAのラウンジを利用しました。
但し、プライオリティパスのアプリ=QRコードでの入場はできませんでした。私は三菱東京UFJ銀行のプラチナカード付帯のものを使っていますが、発行元の差なのかもしれませんがダメでした。なので、物理カードを提示し入場しました。AMCカードもそうですが、デジタルだけに頼るとこういった痛い目に遭うこともあるので、プランBとして持ち歩くようにしています。
https://www.prioritypass.com/ja/members-benefits
ここで小腹を満たしつつ、ボーディングタイムまでを過ごしました。早朝ということもあり、利用客は少なく落ち着いた空間で過ごせました。
36番ゲートからの搭乗
この日の搭乗口は、36番ゲートでした。ラウンジからは少し距離があったことと、機内を撮影しておきたかったこともあり早めに移動しました。
ここへ来る途中、AKIHABARAと電飾されたショップがありました。朝から元気に営業中です。トランジットやトランスファーでも、日本のサブカルチャー的な秋葉原を体験・購入ができる、ということなのかもしれないですね。
TR809搭乗記
実際の搭乗開始は、予定よりも10分ほど遅れて開始。早めに搭乗ができたので、写真も撮れました。
スクートとは
ここで、スクートについて簡単にご紹介したいと思います。
Scoot
・シンガポール航空グループのLCC(Low Cost Career)である。
・シンガポールのシンガポール・チャンギ国際空港を拠点に運航しており、日本・東南アジア諸国・オーストラリア・インド・ドイツ・ギリシャなどに就航。(2023年5月現在)
・保有機材は50機を超え、エアバス320シリーズ、Boeing787ドリームライナーで運用している。
・エコノミー席主体だが、スクートPlus(旧称:スクートビズ)というボーイング787運航便で利用できるビジネスクラス(実質、プレミアムエコノミー)も有償で選択できる。
・VALUE ALLIANCEという、世界初のアジア太平洋地域におけるLCC6社による航空連合に加盟。「Scoot」「NokScoot」「Nok Air」「Jeju Air」「Cebu Pacific」「Cebgo」の6社からなる。(2023年5月現在)
https://www.valuealliance.com/
・優先搭乗、専用チェックインカウンター、受託手荷物=30kg、 機内持込み手荷物は2個(計15kgまで)などの特典がある。その他にも、機内食+1ドリンク(一部のアルコール可)のサービス(共に無料)、機内Wi-Fi、ウェルカムドリンク(水)などのサービスが付帯している。
機材
今回の機材は、B787-9でした。チェックしてみると、2015年から運用されており、約8年目という結果でした。コロナ禍、運用は-2年位と計算しても良さそうです。そんなB787-9は、自席周りだけですが、見たところ問題のないコンディションでした。
フライトインフォメーション
機材:B787-9
レジ番号:9V-OJE
搭乗開始:8:25頃
タキシング開始:9:14
滑走路:34L
離陸:9:25
シート
座席は1Kのバルクヘッド席なので、広さは十分でした。黒のレザーシートですが、装備的にはプレミアムエコノミーといった感じですね。とはいえ、LCCなのでこれだけでも贅沢です。まぁ、その分の対価は支払っているわけですが。
■シートスペック:シートピッチ=96cm、シート幅=56cm、リクライニング=15cm
このように、足元も十分な広さが確保されています。
おすましして座ると、こんな感じです。
スクートPlusは2-3-2配列で、エコノミークラスは3-3-3配列です。この日はB787-9での運行だったため、35席が用意されていました。B787-8の場合、21席または18席仕様となります。
搭乗すると、各座席にはウェルカムドリンクとウェットシートが用意されています。
次は電源です。シート間の垂直面に配置されていて、ユニバーサルタイプです。USBポートは無いので、USB PD充電器があると良いでしょう。スマートフォンと同時に、タブレットやPC(電源がUSB-Cタイプの場合)も同時に充電ができますからね。
続いてはテーブルです。ひじ掛けから出すタイプであり、広さは申し分ありません。ドリンクホルダー用の溝もあります。写真は、スクートカフェの冊子とセーフティカードです。
雨の中の離陸
この日はあいにくの雨。そのためか、搭乗から動き出しまでは30分以上の時間がありました。とはいえ、搭乗口で立って待っているよりも乗って待っている方が個人的には好きなので、あまり気になりませんでした。ウェザーコンディションやルートなどを精緻にチェックしていたのかもしれません。結果的に、搭乗から約1時間後の離陸となりました。
スクートカフェ
さて、機上でのお楽しみはドリンクとフードです。スクートPlusでは、事前指定も可能なフードとドリンク(ビールも選択可!)がついています。
私は、事前に「チキンとポテトのラグー」を頼んでおきました。ドリンクはビール。国産はいつでも飲めるので、シンガポールを中心に世界各国にも展開しているTiger Beerを選びました。濃い目のラグーとの相性は抜群でした!
続いてはこちら。「scoot cafe」です。飲食物のメニューですね。価格は4SGD~12SGD(約410円~約1,231円、1SGD=102円程度、2023年5月現在)であり、ご飯・パン類・カップ麺・アイスクリーム・スナック・アルコール・ソフトドリンク・コーヒー・紅茶など幅広く用意されています。セットメニューもありました。
種類も豊富に、ローカルご飯がラインナップされています。みんな魅力的なので、1つだけ選ぶのは難しく感じます。
こちらはラップ類ですね。ご飯系ほど重くない感じです。量的な調整としても、良いかもしれませんね。
小腹がすいたり、手軽にお腹を満たしたい時には、カップ麺が重宝しそうです。
締めのアイスや、おつまみ的なスナックも用意されています。チャリンチャリンしてくれれば、儲けになりますからね。
アルコールは、ビールがヱビス・スーパードライ・Tigerの3種、ワインは赤と白とジョニーウォーカー(スコッチ)がありました。
ソフトドリンク(コールド)も複数展開していて、3〜5SGDとなっています。
ホットドリンクはコーヒー・紅茶・煎茶・MILOなどが4SGDでした。
機内から環礁を捉える
その後、一眠りした後に見かけたのがこちら。環礁というそうで、Googleカメラで調べたところ光星礁(こうせいしょう?)と呼ばれる、南沙諸島にある環礁(環状に形成される珊瑚礁のこと。主に亜熱帯に分布)らしいです。このように、近くを飛ばないと見れない貴重な風景が見れました。
このような貴重な環礁を見た後は、2時間弱のフライトを経て無事にシンガポール・チャンギ国際空港に到着しました。
出発は結構遅れたものの、遅延は10分弱というところまで挽回していました。
最後に
成田は雨でしたが、シンガポールは晴れ。外は35度くらいはありそうな日差しと陰でした。
結果的に、第1ターミナルのC26ゲートに到着。CAさんたちに感謝を伝えて降機。PBBに入ると、寒いくらいのエアコンが効いており、赤道の近さを間接的に体感しました。
この後は、2時間弱の乗り継ぎ時間を経て、宿泊地であるバンコクへ向かいました。