シンガポール チャンギ国際空港からタイ スワンナプーム国際空港へ、Scoot のTR616便に搭乗して移動しました。コロナ禍明けの海外発券を実施すべく、成田からシンガポール チャンギコ国際空港へやってきましたが、それも束の間、当日中にバンコクへ旅立った搭乗記です。
この記事で分かること
チャンギ国際空港とは
Marhaba Lounge
Scootとは
TR616、機内の様子
機内販売の内容
チャンギ国際空港とは
シンガポールの国際空港であり、東南アジアの巨大なハブ空港です。
元々は軍用空港として使われていましたが、後に航空産業の発展により民間空港として運用されていたパヤレバー空港に代わってチャンギ国際空港として1981年にターミナル1から運用が開始されました。逆に、パヤレバー空港は軍用空港として運用されています。
ターミナルは2023年5月現在でターミナル1~4、2025年頃の開業を目指してターミナル5を建設中です。
アジア、欧米、アフリカなど、世界各国の航空会社が就航しています。
ターミナル内には、『Jewel』と呼ばれる複合施設があり、世界最大級の屋内滝や、植物園、商業施設で構成されています。
Scootとは
続いては、スクートについて簡単にご紹介します。
Scoot
・シンガポール航空グループのLCC(Low Cost Career)である。
・シンガポールのシンガポール・チャンギ国際空港を拠点に運航しており、日本・東南アジア諸国・オーストラリア・インド・ドイツ・ギリシャなどに就航。(2023年5月現在)
・保有機材は50機を超え、エアバス320シリーズ、Boeing787ドリームライナーで運用している。
・エコノミー席主体だが、スクートPlus(旧称:スクートビズ)というボーイング787運航便で利用できるビジネスクラス(実質、プレミアムエコノミー)も有償で選択できる。
・VALUE ALLIANCEという、世界初のアジア太平洋地域におけるLCC6社による航空連合に加盟。「Scoot」「NokScoot」「Nok Air」「Jeju Air」「Cebu Pacific」「Cebgo」の6社からなる。(2023年5月現在)
https://www.valuealliance.com/
・優先搭乗、専用チェックインカウンター、受託手荷物=30kg、 機内持込み手荷物は2個(計15kgまで)などの特典がある。その他にも、機内食+1ドリンク(一部のアルコール可)のサービス(共に無料)、機内Wi-Fi、ウェルカムドリンク(水)などのサービスが付帯している。
Marhaba Lounge
数多あるチャンギ空港内のラウンジ。しかし、今回はLCCの利用だったことから、ラウンジのアクセス権限がありませんでした。そこで、こういった時のために用意しておいたプライオリティ・パスを活用しました。
場所
チャンギ国際空港のターミナル3、Level 3にあります。ゲート間の移動がLevel 2です。ラウンジの近くへ行くと、ラウンジは上にあるとの表示がありエスカレーターで上がることができます。
上がるとそこには吹き抜けのフードコートがあり、フードコート内や付近の通路を抜けると改めて吹き抜けのエリアに出ます。イメージは、エスカレーター側が表なら、こちらは裏側といったところです。この裏側には自由に使えるテーブルとイス、セブンイレブンもあります。フードコートも含め、利活用し易くなっています。その端に吹き抜けではないエリアがあり、そこにMarhaba Loungeの入口があります。
上の写真右上にあるガラスで囲まれたところが、Marhaba Loungeです。同写真の中央にLevel4が見えますが、その下のエリアに入口があります。
中は横長の空間
ラウンジ内は横長の作りであり、入口側にフードやドリンクが用意されています。ホットミールやソフトドリンク、アルコールがありお腹を満たすことができます。
さすがはシンガポール、サテがありいただきました。インドにも近いことからか、カレーも複数が用意されていました。
各座席には、電源ポートが用意されています。これは有り難いですね。ユニバーサルタイプの電源とUSB-Aポートがあります。右上のスイッチで、ON/OFFが切り替えられます。このテーブルは、垂直面に用意されていましたが、目につき易い位置にあるシートもありました。
搭乗記
搭乗時刻が近づき、搭乗口へと移動します。この日はB8であり、ラウンジからは距離があったので早めの行動としておきました。
機材
今回の機材は、A321でした。チケット購入時点では、この路線もスクートPlusの予約でしたが、2か月くらい前にメールが届いて機材変更となり、エコノミー席扱いとなってしまいました。お詫びとして、チケット代の一部返金とスクート内で利用可能なバウチャーを発行してくれるとのことで、これを承諾。金額等は伏せますが、バウチャーも併せるとなかなかの返金率でした。LCCなのに、すごく良くしてくれました。
話はそれましたが、結果的に単通路機への変更となりました(もともとはB787-8)。世界的に脱コロナと動いていった結果、就航再開や増便等の事情で機材変更となったのでしょうね。
フライトインフォメーション
機材:A321
レジ番号:9V-NCI
搭乗開始:17:00頃
タキシング開始:17:31
離陸:17:55
シート
座席は2Aでした。前述の通り、機材変更したことで予約済みであったシートからずれてしまい、1列目は埋まっていました。それでも、窓側は自動か手動かは分かりませんがキープしていてもらえたのは有り難かったですね。
シートは3×3配列ソフトレザーで、広さも幅も申し分なし。並びにはカッポーが搭乗していましたが、短時間の飛行であったため、トイレ等に出ることはなく、問題なく過ごせました。
国際線LCCとしては広いのではないでしょうか。採寸はしていませんが、足の組み換えはできました。シートモニターはありませんが、こんな時のためにタブレットを持参していたので何ら影響はありませんでした。
食事
スクートPlusの分の食事が提供されました。無いものと思っていたので、これはついていました。フードはオリエンタルトレジャーライス。鶏肉と味付けご飯、栗、椎茸などが入っていて、食べ易く美味しくいただきました。アルコールはなかったようで、ドリンクはコーラとしました。デザートはアイスクリーム(DEEP CHOCOLATE)で、提供時はカチカチなやつだったので、メインを食べ終わる頃には良い塩梅に溶けていました。
scoot cafe
scoot cafeとは、飲食物の機内販売の総称のようで、1冊の冊子にまとめられています。フード・ドリンク(ソフト・アルコール・コーヒー・紅茶等)・スナックなどを取り扱っています。
ライスのついた、日本でいう丼もの的なものやおかず的なものです。お腹にたまりそうなメニューで、ドリンクとのセットメニューも紹介されています。
ライトミール(レギュラーと路線限定)です。9~10SGD(約930円~約1040円/1SGD=103円程度、2023年6月現在、以降同様)という価格帯です。
もう少し価格を抑えたカップヌードル系もあります。6SGD(約622円)であり、ファミリー用のセットも紹介されています。
こちらはスナック類です。2~9SGD(約207円~約932円)です。LCCなので、こういったところで利益確保も必要です。
ソフトドリンクです。一律4SGD(約414円)で、炭酸系、コーラ、オレンジジュース、ミネラルウォーターなどのラインナップです。
ホットドリンクはコーヒー、MILO、紅茶、煎茶というメニュー。MILOは意外ですが、ワールドワイドではスタンダードなんですかね?こちらも、一律4SGD(約414円)です。
そして最後はアルコールです。9~10SGDです(約932円~約1036円)。稼ぎ頭かと思いきや、桁超え商品もあることからそうでもないように思えます。
スワンナプーム国際空港へ到着
出発時には、まだ強い日差しに照らされていました。モコモコの雲や、強い雨でも降らせそうな雲も見え、雲の下は悪天候ではないかと考えていました。
しかし、食事を済ませてしばらく経つと、あっという間に夕陽モードに。
バンコクに着く頃には、夕暮れとなっていました。
降機し、混雑で有名なスワンナプーム国際空港の入国審査では、イミグレを通過するまでに30分を要する混みっぷり。その間、大多数の人はパスポートと搭乗券を持ちながら並んでいますが、これらを出すのは審査の直前で良いので盗難・紛失のリスクが高いと見ながら考えてしまいました。そのため、「自分だけでも・・・」とこれらはギリギリまでしまっておくことにして、その後の行動の一つとしました。
最後に
スクートを利用して成田から飛び立ち、今回はチャンギからスワンナプームまでの旅程をお伝えしました。
会社側のシップチェンジはありましたが、私としてはこんなにしてもらって良いの?と心配する内容でサービス提供を受けることができました。
しっかりとバウチャーもいただいたので、しっかりと活用すべく旅程を考えたいと思います。
この後は、バンコクで一泊してからEVA航空のロイヤルローレルクラス搭乗へと続きます。
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