2023年のGWは、タイ・カオラックにあるTHE SAROJINへ宿泊しました。コロナ禍の影響で、実に4年ぶりです。所謂、常宿としており、ホスピタリティ溢れるホテルです。日常を忘れられるホテルであり、リセットするには最適な場所なのです!
この記事で分かること
・カオラックの位置
・THE SAROJINとは
・空港~ホテルまで
・ルームの様子
まずはご紹介
カオラックとは
カオラックとは、タイ王国のプーケットから北上して車で1時間ちょっとの位置にある静かな町です。日本からプーケットへの直行便はないので、バンコク経由でのプーケット入りが多いのではないでしょうか。
この地域は、2004年12月26日にインドネシア・スマトラ島沖大地震(マグニチュード9.0)により津波による甚大な被害を受けた地域の一つでもあり、ところどころにその痕跡を見ることができます。
交通は、車かバイクがメインです。電車やバスはありません。近年は、道路の拡張や下水の整備などのインフラの整備も進んでいますが、まだまだ自然に囲まれた場所です。周囲には、シミラン諸島国立公園やカオソック国立公園など、5つの国立公園があるほどです。
THE SAROJINとは
このTHE SAROJINは、神話・レディサロジンの精神を受け継ぎ運営されています。そのホスピタリティの高さと、”微笑みの国・タイ”ということが相まって、とてもリラックスのできる素晴らしいホテルです。
Lady Sarojin、その昔タイの貴族の家に生まれた娘Lady Sarojinは、母親の亡き後その家の仕事の一切を受け継ぎ、父親の元を訪れるゲストには快適に滞在できるよう手厚くもてなしました。 彼女のすばらしいホスピタリティーに感銘を受け、そのもてなしを楽しみに遠くはるばるからも何度も足を運ぶゲストがいたといいます。
引用:THE SAROJIN 公式ページ
場所は、ずっと北上してきた国道4号線から海側に入り、5分ほどの位置にあります。パッと見では、入口は分かりにくいかもしれませんので、ナビやGoogle Mapsを活用してもらえればと思います。
アクセス
住所:60 Moo 2, Kukkak, Takuapa, Phang Nga 82190 Thailand
電話:+66 (0) 76 427 900
ウェブサイト:https://www.sarojin.com/ja/
Mail : info@sarojin.com
敷地面積は約41,000平米と広大で、敷地内では宿泊はもちろん、スパやレストラン、プール、フィットネスセンターなどがあります。そして、敷地の一番奥にはプライベートビーチがあり、アンダマン海沿いに約11kmも続くホワイトサンドビーチの一部となっています。
そんなTHE SAROJINは、日常を忘れて快適に過ごし、自分をリセットすることのできる場所なのです。
宿泊記
空港 ⇔ ホテルの送迎サービス
空港で荷物を受け取り、空港の建物から出ると蒸しっとした空気が身を包みます。東南アジア感でいっぱいです。ここからの移動は、予約時にオプションで依頼していた送迎サービス(有償)を利用しました。
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冷たいおしぼり、エアコンが効きWi-Fiも利用できる車内、ドリンクサービスは、ソフトドリンクに加えてビールも選べます。これら、送迎料金に込まれていますので、都度の支払いはありません。
また、お手洗いや買い物などの用事があれば、ドライバーに声掛けすることで適当なお店などに立ち寄ってもらえます。今回はお手洗いを相談したところ、ガソリンスタンドに立ち寄ってくれました。
チェックイン
敷地に入る時には、セキュリティゲートを通過します。車を降りると、そこはレセプションとなっており、笑顔で出迎えてくれることでしょう。
冷えたドリンクとお手拭き、葉っぱ細工などが運ばれ、道中や宿泊時の予定などを日常会話のように行っていきます。ここで一息ついてから、部屋へ案内されます。もちろん、荷物はポーターの方が部屋まで運んでくれます。
Lotus Ponds/蓮の池
レセプションの前には、蓮の池が広がっています。この池の水は澄んでおり、クリーンキーパーによりきれいに手入れされています。また、カエルやメダカなどの淡水生物も生息しています。
丁度開花の時期でもあったようで、美しい花を咲かせていました。
”ジャグジープールスイート”というルーム
今回の部屋は、「ジャグジープールスイート」です。部屋のタイプとしては、他に「ガーデンレジデンス」「プールレジデンス」「2ベッドルームプールレジデンス」があります。
建物の造りとして、1Fに「ガーデンレジデンス」「プールレジデンス」「2ベッドルームプールレジデンス」が配置され、その上に「ジャグジープールスイート」があるようです。
ちなみに、各部屋にはスタッフの名前が入っています。これは、2004年12月26日に発生したインドネシア・スマトラ島沖大地震により、オープン直前であったTHE SAROJINにも甚大な被害を受けました。それでも、約10か月後の2005年10月7日に改めてオープンすることができました。この時に、ホテルへ残って再興に携わってくれたスタッフへの感謝のしるしとして、スタッフの名前をルーム名に入れているそうです。
なお、写真のドアノブに書かれている”SPA SUITE”は改装前のルーム種別です。改装後も、ここはそのまま使っているということです。
部屋の広さは150平米もあって、大きな括りでいうとリビングエリア、ベッドルーム、バスルーム、テラスに分かれています。上に見取り図をご用意しましたので参考にしてください(左右が反転した部屋もあります)。
では、ルーム内をご紹介します。
リビング
ここだけで、45平米もあるそうです。自宅ではとても置けないデイベッドという贅沢品や、ソファ、ローテーブルが設置されています。それぞれはテラス側に向いており、ゆったりと景色を眺めながら過ごすことができます。
また、写ってはいませんが作業デスクがカウンタータイプで設置されています。上の写真にあるTVと反対の位置(このビューで言うと後ろ側)にあります。
ベッド
キングサイズのベッドです。一人では持て余す広さで、2人でも十分です。
写真のように、花びらなどでメッセージも添えてくれるので、我々も日中に外出するときには返事というか謝辞を書いたりしています。
また、毎晩ターンダウンサービスもあります。
ジャグジープール
この部屋の最大のウリがこれです。2m*2mのジャグジープールです。プールと言ってもこのサイズなので、実際には大きなお風呂といったところですね。テラスにあります。温めのお湯に浸かり、朝からダランとすることもしばしばです。
テラスでジャグジープールと対をなしているのが、このサンベッドのエリアです。室内のエアコンは効きが良いので、寒くて温まる体で利用することも。周囲は植物で生垣のように外からは見えないのでご安心ください。
シャワーとバスタブ
こちらは、シャワールームです。ボディソープ・シャンプー・コンディショナーとへちまが用意されています。
シャワーは、ハンドタイプとレインタイプの2つがあります。水圧は、レインタイプも含めて弱くなく、不満なく使えました。
シャワールームには、更にオシャレなバスタブもあります。バスソルトが縁に用意されています。なお、バスタブ周辺の足元にあるのは、大きめで丸みを帯びている石です。踏んでも痛くはありませんでした。但し、足裏が敏感であったり、疾患などがある場合には刺激となるかもしれませんので、ご注意ください。排水は、この石の下へと流れて処理されていきます。
また、屋外にもシャワーブースがあります。こちらにも、ボディソープ・シャンプー・コンディショナー・シャワーキャップ・へちまが用意されています。
バスルームも含め、ボディソープ・シャンプー・コンディショナーはJUKUというタイのブランドが以前より使われています。かつ、このTHE SAROJIN用にブレンドされているそうです。
屋外のシャワーブースには観葉植物が置かれているのですが、その中に今回は鳥の巣と2羽のヒナがいました。滞在中は、そっと観察していましたが、無事に過ごすことができていました。
洗面台
洗面台は、2つが並んでいます。2つあると、とても使いやすいですね。
タオル類は、洗面台の上にハンドタオル、下にバスタオルが用意されています。水量や排水なども問題はなく、ストレスなく使えます。
2つの洗面台の間には、ハンドソープやミネラルウォーター、ロウソクや虫よけスプレーなどが用意されています。タオルの横は収納スペースにもなっているので、何かと便利でした。
トイレ
お手洗いはは、ルーム内に2つあります。うち1つは個室のトイレ。もう一つはバスルームに一応仕切られてはいるものの、後ろ側はバスルームへ出られるようになっています。この写真は、個室のトイレです。
THE SAROJINのトイレは、トイレットペーパーを流してもOKです。というのも、東南アジア諸国ではトイレットペーパーを流してはいけないところが結構あります。空港とかホテル、ショッピングモールなんかのトイレだとOKなところも多いですが、ローカルな場所では紙の質か下水管の太さなのか、NGなところって結構あるんですよね。また、イスラム教徒の方も使えるように、便座の横にシャワーもついています。
こちらが、バスルームのトイレです。写真左手の隙間は、設計上は通路だったのでは?といつも思います。とはいえ、観葉植物でブロックしていますけどね。
冷蔵庫
リビングの横には収納エリアがあります。そこに小さめの冷蔵庫があります。もちろん有料ですが、ベラボーに高いわけでもないですし、コンビニまでは車で5分くらいかかりますので利用しても良いと思います。
冷蔵庫の隣には、ワインセラーも設置されています。有料ですが、オーダーだと時間を要しますが、これならその場で飲める気軽さがありますね。また、各種グラスやサービスのコーヒー・紅茶が冷蔵庫の上のスペースに収められています。
金庫・電話
金庫もついています。デジタル式で、自分で暗証番号を設定するタイプです。13インチPCも収納できます。
電源とWi-Fi
カウンター式のテーブルは、作業するにはちょうど良い高さです。ユニバーサルタイプの電源+USB-Aポートもあります。Wi-Fi
Bluetoothのスピーカーもあるので、Amazon MusicなどをBGMとして再生して楽しむことができます。PCやスマホのスピーカーよりも、格段に良い音で聴けますよ。
その他
室内には、電話機があります。フロント等への内線や外線、国際電話もかけられます。とはいえ、スマートフォンやインターネットが普及した2023年では、内線での使用が殆どではないでしょうか。
液晶テレビは壁掛けとなっています。50インチかそれ以上か、離れていても見易かったです。電源を入れると、THE SAROJINの案内ページが表示されます。CS放送も充実しており、NHKワールドやSKY SPORTS、ナショナルジオグラフィックチャンネル、その他多数が楽しめます。
ミネラルウォーターについては、以前はペットボトルでの提供でしたが、SDGsもあってかドリンクボトルでの提供に変更となっていました。このボトル、名前入りで部屋に用意されていて、チェックアウトの時にはそのまま貰えますので、マイボトルとして継続しようも可能です。
ちなみに、以前は惜しげもなく何本でも貰えましたし、洗面台やテーブルなどのいたるところに用意されていて、お掃除やターンダウンの時には必ず補充してくれるという徹底ぶりでした。なので、1日あたりのペットボトルの消費量が大量だと聞いた覚えがあります。SDGsさまさまですね。
最後に
実に4年ぶりのTHE SAROJINは、以前と変わりのないホスピタリティで迎えてくれました。スタッフも、大きくは変わっていませんでした。
設備的には、部屋が一部改装されていましたが、マイナスになることではありませんでした。むしろ、ジャグジーは進化していました。
コロナ禍はありましたが、THE SAROJINは変わっておらず、日常を忘れて静かに、そして快適に過ごせる場所でした。
お部屋のご紹介はここまでとし、次のレポートでは敷地内のご紹介をしていきます。