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THE Roomでサンフランシスコへ!NH108便による空の旅

THE ROOMのモニター

仕事帰りに、サンフランシスコへの修行をしてきました。クアラルンプール発券の羽田~サンフランシスコ区間です。事前にアップグレードができていたので、ビジネスクラス THE Roomを利用できました。おかげで、快適な空の旅となりました!

この記事で分かること

・費用とPP単価
・ラウンジの様子
・THE ROOM
・機内食

費用とPP単価

今回もまた海外発券です。クアラルンプール発券のサンフランシスコ行き(日本でストップオーバー)です。チケット自体はMクラス発券だったので、積算率100%+400PPというエコノミーにしては良い条件でした。

チケット情報

・料金:266,190円
・搭乗クラス:ビジネスクラス
・チケットクラス:I(エコノミー/Mクラスからのアップグレード)
・プレミアムポイント:5,530(プレミアムポイント2倍キャンペーンにより、実際には11,060PPを獲得)
・PP単価:13.86円(プレミアムポイント2倍キャンペーン適用で6.94円

この行程のスタートは、以下のレポートにまとめています。

KUL-HND
KLIAのチェックインカウンターでのNH816の案内表示
【2023】KLセントラル駅の2番列車でも間に合う!NH816

クアラルンプールから、ANAの早朝便に搭乗しました。ステータス修行でも使われるNH816便は、空港泊 ...

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フライト情報

今回も夜行便です。仕事後に移動するという、時短で効率的な行程となっています。

詳細

・便名:NH108
・区間:羽田 ⇒ サンフランシスコ
・機材:B777-300ER
・機体番号:JA796A
・定刻:22:55~16:20

羽田空港

日本の玄関である羽田空港。ターミナルは第1~第3に分かれており、第1はJAL(国内線)、第2はANA(国内線/国際線)が主に使用しており、それぞれの航空連合も紐づいて運用されています。第3は国際線専用です。また、2023年7月19日からはコロナ禍で休止していた第2ターミナルの南側エリアの国際線運用が再開されました。

住所:〒144-0041 東京都大田区羽田空港2丁目6−5

電話:03-6428-0888

ウェブサイト:https://tokyo-haneda.com/index.html

鉄道、モノレール、車、バス、もちろんタクシーという具合にアクセス方法は複数選べます。出発地や時間などに応じて、最適な手段でのアクセスが可能です。

搭乗記

チェックインカウンター~保安検査場

羽田空港第3ターミナル Eカウンター付近

週末の金曜日。ほぼ定時で仕事を終え、そのまま修行に向かいました。

旅の始まりは羽田空港第3ターミナルです。「さぁ、国際線に乗るぞ!」と高揚感が出る場所です。京急線からの導線では、目の前にやってくるEカウンターで手続きを済ませます。ステータスやSFCがあると、搭乗クラスに関わらず優先的なカウンターが使えて便利です。

優先保安検査場の入口付近

ここ第3ターミナルの保安検査場は、PCやモバイルバッテリーといった物品を個々にトレイへ出さなくても良いので、とても助かります。他の空港や同じ羽田空港の国内線ターミナルでは、PCやタブレット、モバイルバッテリー、スマートフォン等の電子機器はそれぞれ通常の荷物とは別けてのチェックが必要なので、手間と時間はかなり違ってきます。

保安検査場優先レーンの入口と表示

今回はビジネスクラスの利用だったため、保安検査場の優先レーンを利用できました。こちら、コロナ禍前と利用条件が変わっており、2024年6月現在では利用する航空会社のステータスに関係なく、ビジネスクラスまたはファーストクラス利用者のみが利用できます。コロナ禍前は、航空会社のステータスによっても優先レーン的なところが使えたのですが、今は変わっています。間違っても、『ステータスホルダーなんだから、ここを通せ!』みたいな言動はしないようにしてくださいね。

次は出国審査です。IC入りのパスポートであれば、30秒もかからずに終わります。手荷物を受け取った先には、自動ゲートが横に広がっていて係りの方が誘導してくれますので、それに従って進みましょう。なお、パスポートへの出国スタンプの押印は、ゲート通過後にカウンターがあってそこで対応してもらえます。しかしいつも不思議なのは、何故かここはいつ行っても愛想が悪いです。マニュアルに、そう記載されているのでしょうか。

ラウンジ

ラウンジ内でいただくビールとチーズ等のおつまみ

無事に保安検査と出国手続きを終えたら、私はANA SUITE LOUNGEへ直行です。免税品の買い物をするのもアリですが、あいにく間に合っていたりスタートから荷物を増やしたくなかったりするものですから。

元DINING hであったエリア

コロナ禍前には開店前行列ができていたDINING hですが、今は閑散としています。以前のようなスタイルではなくなってしまったため、致し方ないことなのですが、ちょっと寂しいですね。

シャワールーム

また、隙を見つけてシャワーを浴びました。シャンプー・コンディショナー・ボディソープはMIKIMOTO製です。バスタオルは勿論、歯ブラシや綿棒、コットンやシャワーキャップや化粧水など、一通りのアメニティが揃っているので、着替えだけあれば事足りる方も多そうです。利用のためには、スマホから専用サイトにアクセスするか、コンシェルジュデスク横に設置してある予約用の端末での操作のいずれかで予約をする必要があります。但し、空きに余裕がある時はラウンジのカウンターでそのまま受け付けてキーを貰えます。

このように身支度を整え、22:20頃にラウンジをあとにしました。

搭乗記

搭乗口は110番

110番搭乗口の様子

搭乗口は、110番でした。いつもどこになるのかドキドキものですが、さすがはB777-300ERが使うだけあって、空港中央の位置が割り当てられていました。ラウンジを出て右前方、最も近い搭乗口だったので楽をさせてもらいました。

エスカレーターから見る機体とその絵面

グループ番号に従って並び、当初の予定を10分ほど過ぎてから搭乗となりました。この場面、いつも心が躍ります。ゲートを通過し、エスカレーターで下のフロアへ降りながら飛行機へと近づきます。何度経験しても、テンションは上がりますね。

THE Room

シート5A

当初はK側の席でしたが、実際の搭乗は5Aでした。ダイヤモンドデスクに別件で連絡した際に5Aのことを尋ねたところ、「リクエストを出しておきます」との回答をもらい、暫くして搭乗に近づいてきたタイミングで5Aにアサインされていました。叶うかは別として、シートのリクエストができることを、初めて知りました。

1便あたり全64席のビジネスクラス=THE Roomは、24インチの大型4Kモニターを搭載しています。もはや、自宅のテレビですね。
その横には収納があり、マグネット式で開閉します。開けるとユニバーサルタイプの電源ポート、独立したUSB-Aポートがあり、スマホやPC等の複数のITデバイスを同時に充電することができます。また、その傍らにはHDMIポートもありますが、2024年6月現在では利用不可です。

アメニティは、英国の老舗 Globe Trotter製のポーチにまとめられています。これ一つだけでも、お土産になりますね。
シートの移動は電動であり、サイドテーブルの側面にボタン化されています。

シートをフルフラット化した状態

シートは、フルフラットにすることができます。この造りは、前世代のビジネススタッガードから受け継がれています。上の写真ですと、周囲の暗さとシートカラーのダークブラウンでそれほどに広くないように見えます。

オットマン近影

しかし、このオットマンの部分と繋がることで長さを確保できるので、大柄な人でも横になれるという仕組みなのです。

イヤホンジャックとUSB-Aポート

また、シートの側面にもUSB-Aポートがあります。前出の収納内のものとは別であり、ケーブルは50cmもあれば足りるでしょう。収納内からですとシートが広い分で届かなくなりかねないので、こういった細やかな配慮も日本らしさでよね。

THE Roomの名の通り、シートは個室化が可能です。個室化するには、2種類の扉を閉めることで可能となります。
左の写真は、明るくなっているボタンを押すと上に向かって扉が閉まります。右の写真には左向きの<というボタンがありますが、これを押すと左に向かってスライドドアが閉まります。これらを閉めることで、個室化されます。
なお、左の写真の通路の向こう側の席はスライドドアを閉めた状態です。
なお、上側は閉まっているわけではないので、CAさんを呼んだ時などは上からのぞき込むように声をかけてくれることもありますし、上下する扉を下げて声がけしてくれたりします。

出発~就寝

ウェルカムドリンクのシャンパン

深夜便ですが、ウェルカムドリンクをいただきました。シャンパンですが、ステム付きのプラカップでした。

出発は遅れ、23:20頃でした。第3ターミナル110番スポットから移動し、この日のテイクオフは34Rであったため、空港内を半周くらいしました。

離陸後は、レインボーブリッジを見たかと思ったら大きく右旋回し、東京湾上を飛行してから太平洋へと抜けました。あとは、ひたすら東へと太平洋上を進んでいきました。

ファーストクラスと仕切るカーテンと「ファーストクラス」の札

ベルト着用サインが消えると、やがて、CAさんが慌ただしく動き出し始めます。ファーストクラスとの仕切りとなるカーテンを閉め、札をかけて暗に立ち入り禁止となりました。このトリプルセブンには、上には上があるわけです。

一風堂 プラントベース ラーメン ~プラとん(Pla-Ton)~

日付が変わる頃からドリンクサービスが始まりました。お酒を楽しみ、〆には禁断のラーメンです。深夜便なので夕食はなく、この便での食事は朝食がサーブされます。それまでの間は、このような軽食をオーダーすることができます。0:30を過ぎた頃には機内の照明もグっと絞られ「さぁ寝ましょう」というサインがありました。

朝食

目覚めのシャンパン

5~6時間の睡眠から目覚めると、太平洋上ではありますがアメリカ大陸のそばまで来ていました。
朝食に関しては、出発時に和食or洋食、そして寝ていた場合に起こすか否かを確認してくれるのですが、起こしてほしいということ、食事は和食をお願いしていました。今回は、ギリギリまで寝かせてくれたようです。感謝!
目覚めのシャンパンをいただきながら、朝食を待ちます。

朝食なので、軽めのボリューム・・・でもないです。結構しっかり目でした。シャンパンは飲み終えていたので、追加で白ワインをいただきました。

朝食

前菜
子持ち昆布 ぎばさ佃煮和え
秋刀魚山椒煮
もずくたらし揚げ
抹茶チーズ豆腐

主菜
金目鯛味噌漬け焼き
俵御飯

味噌汁、香の物

フルーツ

※機内のメニューより

機内から見るサンフランシスコ全景

食事を終え一息つくと、サンフランシスコが見えてきました。天候は晴れで、雲もなく地上がよく見えました。

到着

遠めに敢行したリストのトップにあるアルカトラズ島(別名:ザ・ロック)も見えました。15:55到着。

上空からは、ゴールデンゲートブリッジやサンマテオヘ​​イワードブリッジもバッチリ視認ができました。これまたテンションが上がります!

やがてサンフランシスコ国際空港に到着。空港内はユナイテッド航空の機材が目立ちましたが、ひときわ目を引いたのは緑の機体であるAer Lingus。アイルランドのフラッグキャリアだそうです。

乗り継ぎ、入国審査手前の通路

NH108便は、G7ゲートに到着。出発は25分くらい遅れましたが、到着は逆に25分ほどの早着で15:55した。事前にESTAに登録しておいたので、入国審査もスムースでした。現地の夕方になるところであり、この後の移動も捗りました。

最後に

入国後の一般エリアへと繋がる扉

今回はNH108便へ搭乗し、サンフランシスコへやってきました。

事前にビジネスクラス=THE Roomへのアップグレードに成功し、ミッドナイトフライトながら贅沢な空の旅を味わえました。

自身初のTHE Roomでしたが、噂以上に満足度の高いシートです。もちろん、CAさんたちのホスピタリティもあってのことですので、感謝せずにはいられません。

この後は、サンフランシスコ市内への移動・観光・宿泊となります。それらは、別途レポートしたいと思います。

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KAMASA

学生時代は添乗員に憧れていましたが、個人的な事情により断念。社会人となり妻と出会い、旅への想いが再燃。日本国内・海外を問わず旅行が好きなのだと再認識しました。妻から陸マイラーや修行僧のことを聞き、行動するようになりました。但し、うちにはワンコ2頭がいるため、修行は弾丸/タッチ系が専らです。2018年にANAダイヤモンド会員となって以来、継続中です。コロナ禍により国内旅行が主となり、飛行機よりも電車旅が増えています。スターバックスコーヒーの全店制覇を目指したり、全国のモンベルショップへ立ち寄ることもしています。

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