宿泊記

【2024】知床 雪霞 SEKKA SHIRETOKOに泊まる

2025-04-04

雪霞 SEKKA SHIRETOKO全景

真冬の2月に、知床旅行に行ってきました。その時にお世話になったのが、ホテル【雪霞 SEKKA SHIRETOKO】です。オホーツク海を望む斜里町にあり、海岸線から山側へ続く斜面の一部に佇んでいるホテルをご紹介します。

この記事で分かること

・雪霞 SEKKA SHIRETOKOの概要
・ホテル内の様子
・スタンダードルーム
・ウナベツ温泉

雪霞 SEKKA SHIRETOKOとは

MAKUAKEの応援購入を経て2023年10月に開業した、知床(斜里郡斜里町)にある1日5組限定のコンシェルジュホテル*です。

*宿泊客にコンシェルジュ(世話人)が付くというタイプのホテル


建物は「斜里ウナベツ自然休暇村管理センター」であった建物をリノベーションしています。
飲食はオールインクルーシブで提供され、特に料理はAirbnbからスーパーホストの認定を受けているCEO(最高経営責任者)が、自ら振る舞う地元の食材を活かしたものであり、ウリの一つとなっています。

また、知床は2005年7月に世界遺産指定された景勝地であり、豊かな自然に恵まれ、特にオホーツク海の流氷が有名です。

この旅行に関しては、以下も是非ご覧ください。

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アクセス

実質、車かバイク、自転車でのアクセスでしょう。JR知床斜里駅からは、車で約20分です。

住所:〒099-4122 北海道斜里郡斜里町峰浜110-19
電話:0152-26-9185
URL:https://sekkahotel.com/

チェックイン:16:00~
チェックアウト:~10:00

空港は、女満別空港と中標津空港が利用可能です。(共に2025年3月、Google Maps調べ)
雪霞 SEKKA SHIRETOKOまでの距離は、以下の通りです。

女満別空港:63.4km
中標津空港:67.2km

ご参考までに鉄路ですと、札幌からは朝に出て夕方に知床斜里駅着、乗り換え1回を含む8時間弱の行程ですので、事実上の1日仕事。時間に余裕がない限りは、現実的ではなさそうです 。

館内レビュー

エントランス~リビングダイニング

エントランスは車寄せも兼ねています。駐車場はホテルに向かって左側です。
入館すると、正面に階段と受付、テレブースがあり、左手にリビングダイニングとオープンキッチン、右手にコワーキングスペース、その奥にお風呂(温泉)があります。

リビングダイニングですが、まず窓側がリビングとなっており、ゆったりとした椅子とテーブルが用意されています。明るいカラーの木材からは、温かみと落ち着きが感じられます。クッションも豊富に用意されており、ゆったりと寛げます。
また、奥には暖炉があって両サイドにはくべる薪が配置されており、とても良い雰囲気となっています。宿泊時は2月であったため、とても癒されました。

オープンキッチンとダイニング

オープンキッチンとダイニングは、上の写真のような配置です。キッチンのカウンターにも椅子があり、オーナーとの会話も楽しめます。
テーブルは横一文字に繋がっていて、別の部屋の方とも適切な距離をとりながらの食事となります。オーナーが元々民泊を営まれていたこともあり、こういった一体感のあるスタイルを大切にしているからなのではないでしょうか。

夕食

夕食は、ぜひ写真をご覧ください。レンコンやパプリカなどの野菜のソテーでスタート。カニは丸々一匹!

煮魚にお肉。これらは1人前です。

そして、アサリの酒蒸し。最後はジェラートで〆ました。

コワーキングスペース~テレブース

入館して右手のビュー

入館して右手には、コワーキングスペースとテレブースがあります。上の写真の左にある扉がテレブース、右手のクッションやソファがあるところがコワーキングスペースです。

横並び、L字、円卓といった3種のフリースペースがあり、用途や気分に応じて使い分けられます。

テレブースは4つ用意されています。
ブースの上部には隙間があり、完全に壁で区切られているわけではありません(マッサージ屋さんのイメージです)。厳密には個室とはなっていません。よって、耳を澄ませば他のブースの話し声が聞こえる可能性がありますので、個人情報や機密情報などの会話等は、十分に注意した方が良いでしょう。

ブース内はコンパクトで、左上の写真のとおり1人分のスペースのみです。無駄がなく、集中しやすい環境です。
電源1ポートとUSB-Aポート×1が用意されており、ノートPCとスマホの充電は個別に行えます。加えて、モニターとHDMIケーブルが用意されていますので、オンラインミーティングやセカンドモニターとして利用が可能です。

なお、館内は無料のメッシュWi-Fi(Wi-Fi 6E)が用意されており、滞在中は快適なインターネット環境でした。

大浴場/ウナベツ温泉

ウナベツ温泉の入口(手前:男性、奥:女性)

1階の右奥には、大浴場があります。こちら、ウナベツ温泉です。
お湯はトロトロで、一度温まれば保温効果が高く、暫くはホカホカです。


湯舟は3~4人でいっぱいになりそうでしたが、5組限定のホテルなので、入浴のタイミングをずらせばそこまで気にしなくても良さそうです。
洗い場は3つ、ボディソープ・シャンプー・コンディショナーは用意されています。

スタンダードルーム

宿泊する部屋は、2階となっています。階段はワイドで昇降はし易く、またカーペットが敷かれているためへ音も静かです。

2階へ上がると、部屋は左右に横並びの配置となっています。
今回お世話になったのは、206号室でした。通路には、一部埋められた跡がありました。恐らく、以前は部屋の入口だったのでしょう。今回のリノベーションでは、1部屋の広さを確保するために隣の部屋とマージしたのではないでしょうか。

前室の様子

扉を開けると前室があり、上着をかけるハンガーが用意されています。ちょっとしたスペースにもなっているので、スーツケースやキャリーケースなどを収納しておくにはピッタリです。

部屋の入ると、布団側とリビング側に分かれていました。夕方遅くのチェックインだったため、既に布団が敷かれていました。
部屋は8畳ほどで、2人で過ごすには十分です。布団はふかふかで、マットレスは厚みがあって良い感じでした。
リビング側には座椅子が4台、座卓が1台があります。写真の通り、奥には液晶TVも用意されています。

部屋の鍵は、前身の「斜里ウナベツ自然休暇村管理センター」のものをそのまま利用しているようです。鍵自体も年季を感じるものであり、キーホルダーには「斜里ウナベツ自然休暇村管理センター」の名称が書かれていました。

タオルなどのバスアメニティは、籠にまとめられていました。バスタオル1枚、タオル2枚、歯ブラシ、クシ、綿棒、コットンのセットが用意されていますので、困ることはないでしょう。
お風呂は、前述の1階大浴場=ウナベツ温泉なので、こういった籠があると移動に便利ですね。ちなみに、お風呂は原則的に宿泊者のみが利用できるのですが、イベント的に日帰り温泉として開放する日もあり、事前にXやインスタグラムにて告知されています。

冷蔵庫

部屋には、冷蔵庫もあります。冷凍と冷蔵が分離している、ホテルとしては少し大きめの冷蔵庫です。
写真の通り、ワインのフルボトルは余裕で入ります。部屋飲みしたいときには、北海道の魚介やチーズなどの冷蔵庫があると助かる食材などにはうってつけですね。

トイレ・洗面台・シャワー

洗面台

トイレは共同利用ですが、リニューアルされていてとてもキレイです。

洗面台は2名分が用意されており、ペーパータオルもあります。ボウルはスクエアタイプで、洗顔もし易いですね。

温泉の他にシャワーブースもあり、こちらにもボディソープ・シャンプー・コンディショナーが設置されています。ブースの手前には、ひっそりと荷物台もあます。心遣いが嬉しいですね。

朝食

トレイで配膳された朝食

食事は、1階のダイニングにていただきました。
トレイにて7品目、その後、北海道名物ザンギといくら、〆にジェラート。合わせて、10品目をいただきました。

これだけの美味しいおかずがあると、白米はバンバン進みます。ランチは現地の地物を食べたかったので、朝食ではお代わりはほどほどにしておきました。

最後に

敷地から見たオホーツク海の流氷

今回は、知床にある雪霞 SEKKA SHIRETOKOに泊まりました。

兎にも角にも、ホスピタリティの溢れるお宿であり、さすがはAirbnbから”スーパーホスト”の称号・評価を得ているオーナーのお宿なだけあるなぁ、という率直な感想をもちました。

訪問したのは真冬であり、日本の中でも相当の寒さではあるものの、流氷を含め真冬は真冬の良さがあると体感できる宿泊でした。

自然・温泉・料理・おもてなし

知床を体感するにはもってこいであると、旅を通じて貴重な経験を得ることができました。

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KAMASA

学生時代は添乗員に憧れていましたが、個人的な事情により断念。社会人となり妻と出会い、旅への想いが再燃。日本国内・海外を問わず旅行が好きなのだと再認識しました。妻から陸マイラーや修行僧のことを聞き、行動するようになりました。但し、うちにはワンコ2頭がいるため、修行は弾丸/タッチ系が専らです。2018年にANAダイヤモンド会員となって以来、継続中です。コロナ禍により国内旅行が主となり、飛行機よりも電車旅が増えています。スターバックスコーヒーの全店制覇を目指したり、全国のモンベルショップへ立ち寄ることもしています。

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