金曜日の夜に職場から羽田空港、そのまま飛行機でマレーシアの首都、クアラルンプールへやってきました。早朝に到着し、この日は朝からKLセントラル経由でブキッビンタンで過ごしました。今回は、日中に訪れたスポットをご紹介していきます。
この記事で分かること
・クアラルンプール
・Touch 'n GO
・KLタワー
・Bintang Relax Reflexology
クアラルンプールとは
マレーシアの首都であり、空の玄関口にもなっています。首都機能はプトラジャヤという地域に移転しましたが、首都はクアラルンプールのままです。
クアラルンプールとは、クアラ(Kuala)とルンプール(Lumpur)という2つの言葉の意味が合わさり、マレー語で「泥の川の合流地点」を意味しています。
クアラとは、「二つの川が合流する地点」や「河口」の事を指し、ルンプールとは「泥」のことを指しています。実際、クラン川とゴンバック川の合流点が語源となっています。
気候は、熱帯雨林気候であることから気温は年間を通じて高く、年間平均の最高・最低気温はそれぞれ32.4度~23.2度と高く、常夏な地域となっています。
雨は年間を通じて降っていますが、意外と終日降り続けることは少なく、夕立が多いことが特徴です。なお、4月前後と11月前後は特に降雨量の多い時期となっています。
歴史的には、イギリス領(1873~1957年)の時期と日本領(1942年1月~1945年8月)の時期がありましたが、後に現在のマレーシア連邦に至っています。
・イギリスに支配された1873~1957年のうちに、スズとゴム産出の中心として発展し、1874年にイギリスの政治介入をスルタンに了承させる内容のパンコール条約を締結。
出典:Wikipediaより一部抜粋
・第二次世界大戦中の1942年1月に、マレー一帯を支配するイギリス軍が日本軍によって制圧される「クアラルンプールの戦い」によって、クアラルンプールは日本の統治下に入ったが、1945年8月の終戦によって再びイギリス統治になった。
・1957年8月31日、マラヤ連邦がイギリスから独立してクアラルンプールはその首都となり、1963年にマレーシア連邦が結成されてからも同国の首都の座を維持した。
クアラルンプール国際空港からは、KLIA EKSPRES(鉄道)に乗れば終点のKLセントラル駅まで1駅・約30分で到着します。
市内は、地下鉄を含めた鉄道やモノレール、バス、タクシー、Grabといった交通手段があり、また繁華街では観光客向けのトゥクトゥクも派手なネオンをギラつかせながら走っています。
旅行記
KLIA EKSPRESでKLセントラル駅へ
クアラルンプール国際空港(KLIA)からの移動は、KLIA EKSPRESを利用しました。
入国手続きを終えて一般エリアに出ると、そこはLevel 3です。そこから「KLIA EKSPRES/TRANSIT」という表示に従って、Level 1までエレベーターや徒歩で移動します。
すると、券売機と有人の窓口がありますので、どちらかでチケットを購入します。料金は、KLセントラルまではRM 55=約1,941円(RM 1を35円換算/2024年12月現在)がかかりますが、公式サイトやKLOOKなどで事前購入することでRM 49.5=約1,750円の割引価格で乗車することもできます。
また、有人の窓口の手前にあるKLIAの券売機でクレジットカード決済をすると、若干の割引が受けけられますので、「ネット購入はちょっと・・・」という方は券売機でのクレジットカード決済もアリでしょう。
電車の運行間隔はEKSPRESが15~20分、TRANSITが15~30分となっています。自動改札機のQRコード読み込み部分は、読み込みにくいことがありますので発車間際などは注意が必要です。とはいえ、自動改札のそばにはスタッフが常駐していますので、何かあれば聞くこともできますし、困っていれば近づいてきてチケットを読み込ませてくれたりしますので、最終的には通過・乗車ができるでしょう。当たり前のことですが、時間には余裕をもつことをお勧めします。
Touch 'n GO
KLセントラル駅に着いた後は、暫し時間を潰します。改札を抜けて進んでいくと、スターバックスコーヒーがあり、ここで一休みとしました。
何故ならば、今回はSuicaと同じように使えるTouch 'n GOのNFC版を購入したかったからです。クアラルンプールでは鉄道で移動することが多いので、これがあると機動力が大幅に向上するからです。
そこで、行動範囲内ではどこで購入ができるかと調べたところ、KLセントラル駅に隣接のNUセントラルというショッピングモールに、タッチアンドゴーハブ(Touch and GO HUB)という正規販売店があり、Touch 'n GOのNFC版を取り扱っていることで訪問しました。
開店して間もなかったこともあり、先客は数人程度でした。番号札をとるスタイルでしたが、すぐに呼ばれました。購入時にトップアップ(日本でいうチャージ)金額を聞かれますので、滞在期間や利用頻度に応じてトップアップしておきましょう。
また、トップアップは駅の券売機付近にチャージマシンがあったり、Watsonsというドラッグストアやコンビニなどでできますので(手数料がかかる場合あり)、覚えておくと良いでしょう。
そして、購入したTouch 'n GOがこちら(左:ケース、右:Touch 'n GO)です。サイズはクレジットカードほどであり、持ち運びも容易です。
これで、スムースな乗車ができそうです。
RAPID KL モノレール
早速Touch 'n GOを使って、クアラルンプルタワーへ向かいました。今回は、RAPID KLにモノレールにKLセントラルから乗車しました。
モノレールの乗り場は、KLセントラル駅からNUセントラルの中を抜けた先にあります。ホームは対向式で、向かって左が乗車用、右が下車用に分かれています。
車両は4両編成です。車内の椅子は、強化プラスチックのようなハードタイプで、座ったときには冷たく感じるタイプです。駅は全部で11と少なめで、ブキッビンタン駅を経由してティティワンサ駅まで通じています。
今回は、7番目のラジャチュラン駅で下車しました。この駅はブキッビンタン駅の隣ですが、対照的に乗り換えもなくシンプルです。
ここから徒歩でKLタワーへ向かいます。Google Mapsを頼りに、また物理的に見えるKLタワーを見ながらの移動です。ゆっくり歩いても20分ほどであり、良い運動でした。
KLタワー/クアラルンプールタワー
KLタワーは、クアラルンプール KLCC エコパークの中にあります。徒歩で向かうと、なかなかの坂道を上ることになります。総合的に考えて、Grabなどの車で訪れると良いでしょう。最寄り駅は、前出のラジャチュラン駅なので、20分ほどの徒歩となります。
これらの料金は、マレーシア国籍の方だとそれぞれ半額です。
なお、Klookでの購入ならば若干の割引料金で利用できますので、事前の購入をお勧めします。QRコードで簡単に入場ができますよ。
そして、スカイデッキです。専用のエレベータで一気に地上276mまで上がり、係員の誘導に従って、スカイデッキへ出ます。
スカイデッキは、右回りでも左回りでも360度をグルっと回れます。
その結果、上の写真のようにムルデカ118(写真左)やペトロナスツインタワー(写真右)をこのようなビューで見ることができます。
スカイデッキには、スカイボックスというフォトエリアが2つあります。
足元が透明な強化ガラス?か何かで作られており、靴を脱いで利用することができます。それぞれの分の番号札を貰って、周囲を見たり撮影しながら待機します。
ずっと並んでいるような必要はなく、番号は放送で呼ばれますので、順番が近くなったらスカイデッキ付近で待機すると良いでしょう。
殆どの客は2人以上で、1人客は私だけでした。若干恥ずかしさはありましたが、”旅の恥はかき捨て”として自分なりに楽しんできました。
スカイデッキの後は、いったん1階へ降りてからQRコードを見せてTower Walk 100へ行ってみました。地上高100mという高さを、風を感じながら歩けます。
しかし、滅多に利用する人がいないのか、係員の確認が若干スムースな感じではなく、「今日ってやるんだっけ?」みたいな感じで確認しながら誘導されました。実際、他に利用している客はいませんでした。
利用の前には、誓約書を書きます。同時に、使い捨てのヘルメットインナーとヘルメット、更には命綱となるワイヤーをフックするための装備を装着しました。
他に客がいないことから、自分のペースでゆっくり・じっくりと楽しみました。
終わって1階へ戻ると、お土産やグッズを売っているお店、レストランなどありました。ビジネスチャンスですからね。
他にも、ピザ屋とコーヒーショップがあり、軽食もカバーしていました。同タワーのみならず、公園の利用者などにも向けた展開なのでしょう。
サラッと各ショップを確認し、KLタワーを後にしました。次は、疲れた体を癒すべく、マッサージ屋へ移動しました。
Bintang Relax Reflexology
今回、ご紹介するのはBintang Relax Reflexologyです。
場所はブキッビンタン駅(徒歩約5分)やパビリオン・クアラルンプール(徒歩約10分)の近くで、片側1車線の一方通行の道路沿いにあります。
お店の前後には沢山のマッサージ店がありますが、緑の足裏のオブジェがお店の上にあるので、それを目標にすると良いでしょう。
ちなみに、今回はKLタワーからの移動だったため約20分程度の徒歩となりました。
この一帯はどのお店も客引きはありますが、慣れてしまったかもしれませんがそれほどしつこくなく感じます。
私は、同店は口コミをもとに実際にこれまで4度の利用をしています。マッサージの質と料金、雰囲気などからクアラルンプールに来たらここは外せないほど気に入っています。
気になる料金ですが、代表的なメニュー2つと施術時間を下記にまとめました。
30分 | 45分 | 60分 | |
フットマッサージ | RM35(約1,223円) | RM50(約1,747円) | RM55(約1,922円) |
ボディマッサージ | RM40(約1,398円) | RM60(約2,097円) | RM70(約2,446円) |
店内は左右にソファが並び、15~20人分近くあります。フットマッサージはここで行われます。クリームを塗布しながら、各部位を揉んだり指を滑らせたりしていきます。強弱はちゃんと確認してくれますし、強めがお好みな場合もかなりガッツリやってもらえます(毎回依頼しています)。
施術開始前には、ミニサイズのミネラルウォーターが貰えます。Wi-Fiも無料で利用可能であり、SSIDとパスワードはソファのそばに書かれたものがあって「どうぞご自由に」となっています。もしも見当たらなければ、施術者へ声をかければもってきてくれます。
ボディマッサージは、パンツ一丁の状態でカーテンで囲われた場所で行われます。このとき、「アロマオイルマッサージはどう?」との交渉が入ることもありますが(もちろんオイル料金の加算あり)、そこはお財布と好みの問題ですので言及はしません。私は毎回、笑顔で断っています。
最後にお支払いについてですが、キャッシュまたはクレジットカードが可能です。但し、クレジットカードの場合は手数料でRM5程度がかかることを会計時に教えてくれますので、お好きな支払方法をお選びください。とはいえ、そもそもの施術代が安いので、私は誤差の範囲として手数料込みでクレジットカード決済としています。
蛇足ですが、私は毎回、昼間に訪問してフットマッサージ60分とボディマッサージ60分にて旅の疲れを癒しています。
パビリオン・クアラルンプール
この日の締めは、パビリオン・クアラルンプールとしました。Bintang Relax Reflexologyから歩いても10分程度ですし、街並みを見たりしてればあっという間に到着します。
たまたまですが、訪問した日はステージで賑やかな催しが行われていました。中国の旧正月にはまだ早いタイミングだと思いましたが、写真のように多くの人が足を止めて見入っていました。
とはいえ、私の目的は食事だったので、フードコートへ向かいます。奥に入っていくと、EIGHT avenueというフードコートがあり利用しました。
サッと一回りをして、PAN MEEという麺類のお店に決定。こちらで、Dai Pou Mee ”Dry”というスープ無しで味付きの麺をいただきました。この日の食事は、これで打ち止めとしました。
最後に
土曜日の早朝にクアラルンプールへ到着し、欲しいものや行きたいところに行ってきました。
Touch 'n GOは、クアラルンプールを公共交通で移動するならば、必携と言っても良い便利アイテムです。チャージ(トップアップ)はセルフなら駅のキオスクできますし、買い物ついでにコンビニなどでお願いする方法もあります。
KLタワーは、観光価格という捉え方もできますが、何度も行くわけではないのであれば許容範囲ではないかとも思います。タワーウォーク100も、なかなかの迫力を体感できますので、天気が良ければ楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
マレーシアでは、日本よりもお安くマッサージが受けられますが、お店によっては凸凹が出てきます。気軽に受けたい方は、ブキッビンタン付近に多くのお店が集まっていますので、日によって店を変えることでお気に入りのお店を見つけても良いかもしれませんね。
オールインワンなパビリオンは、移動時間を少しでも減らしたい方にはうってつけです。高級路線~お手頃価格まで揃っており、目的に応じて楽しめるでしょう。
ステータス修行は弾丸行程としていますので、今年もそんなレポートを書いていきたいと思っています。