COVID-19/新型コロナウイルス感染症はまだ続いていますが、世界的にwith コロナに舵を切っていくようになりました。これらを踏まえ、2023年のダイヤモンド修行について考えてみました。
修行をするのか?
結論、します。
トピックスとしては、やはり海外渡航ができることが大きいですね。海外発券を中心に、色々と飛んでいきたいと考えています。
準備
必須ですね。コロナ禍前とは大きく変わり、特にコロナ禍以降で初めての場合は何が必要なのか、行き先にもよりますが入念な準備が必要です。
かくいう自分は、コロナ禍以降で初めての海外渡航を約3年ぶりに予定しており、思い立ったが吉日で準備を開始しています。入国制限が撤廃されたとはいえ、コロナ禍前のように”パスポートとクレジットカードを持っていれば、何とかなる”というようにはいきません。
- 航空券:往復で買うのか、海外発券目的で片道も入れるのか、要検討
- パスポート:有効期限に注意。渡航先によっても変わる
- 接種証明書:Visit Japan Webへの登録コロナワクチンの3回以上の接種が必要
- 海外旅行保険(推奨)
→新型コロナウイルス感染症による入院や治療費等が保険金給付の対象であることが望ましい
→クレジットカードによっては付帯保険でカバーできるものの、限度額に差異があるので要確認 - 電子渡航認証:必要に応じて準備(米国/ESTA、韓国/K-ETAなど)
- ビザ:渡航国や滞在日数による
訪問先はどこにする?
これは人それぞれですが、国内での発券となると米国本土や欧州はまだまだ高いですね。燃料サーチャージが重くのしかかり、ホイホイと発券するわけにはいかない状況が続ています。ANA発信による2022年12月23日更新の資料によれば、燃料サーチャージ(片道)は2022年12~1月と変わらず以下の通りとなっています。
路線(日本発) | 金額(円) |
欧州・北米(ハワイ除く)・中東・オセアニア | 49,000 |
ハワイ・インド・インドネシア | 31,100 |
タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジア | 25,800 |
ベトナム・グアム・フィリピン | 16,000 |
東アジア(韓国を除く) | 15,100 |
韓国・ロシア(ウラジオストク) | 5,600 |
こうなってくると、まだ負担しても良いと思えるのは、カラムのうち下から3つでしょうか。ロシアと中国は情勢的にリスキーなので除外するとして、行くならばベトナム・グアム・フィリピン・韓国・台湾ですかね。頑張って東南アジアのタイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー・カンボジアでしょう。
3月31日までは上記の燃料サーチャージが必要ですが、かといって発券を4月1日以降にするのか?というと、それもちょっとアレですね。とりあえず、2月後半に発表される次期(4~5月)の燃料サーチャージが下がることを期待せずにはいられませんね。
STAR ALLIANCEを活用する
それでも修行なり発券なりをしたいという場合には、スターアライアンス系列の航空会社を使うという手もあります。修行であれば、プレミアムポイントの半分がANAであれば良く、逆を言えば残りの半分はスターアライアンスに加盟している航空会社でプレミアムポイントを獲得すれば良いことになります。自分の場合、2023年はまさにこれを実践しようと計画しています。
実はこれ、2022年の夏頃から検討していました。9月にシンガポール航空でビジネスクラスがお安くなっていたセールがあり、これに乗っかりました。その他にも、EVA航空で魅力的なビジネスクラスチケットがあり、ポチっとしています。
とはいえ、本家本元のANAも疎かには出来ず、またせっかくアップグレードポイントが来期も貰えることが確定していることもあり、クアラルンプール発券も1回だけですが済ませており、かつ、ビジネスクラスへのアップグレードも確定しています。
東南アジア路線
修行のメインストリームである東南アジア。その中でも、クアラルンプール発券はやはり安いものの、それでもプレミアムエコノミーのNクラス価格ですらコロナ禍前よりも高い値段となっています。Eクラスだと片道9万円台であり、まだ我慢の時と感じています。
鎖国をやめてLCCも復活、地方空港からの国際線も増えてきているものの、それでも修行向きのフライトはなかなか見つかりません。
中国はゼロコロナ政策から一転、鎖国を解除しましたが、今度は爆発的な感染が悩みの種です。特に、エアチャイナはまだフライトが少なく、チケットも東京⇔北京往復(エコノミー)で24万円と高額であることなどから、今暫くは静観する方が良さそうです。
その他、バンコクやシンガポールもまだチケット代が高く、許容範囲となるとエコノミーもプレミアムエコノミーも積算率が70%であったりして、行かなきゃならない理由がない限りは様子見の方が賢明と感じています。
欧州路線
欧州路線としては、LOTポーランド航空は頼もしい味方・・・のはずだったのですが、昨年11月頃から価格が上昇しています。ワルシャワ⇔成田よりも、以遠区間のあるフライトの方がお安く提供されていて、ストックホルム(スウェーデン)やアムステルダム(オランダ)発券の方がより安いチケットとなっています。ちなみに、2023年2月は週2便(成田発:水・土、ワルシャワ発:火・金)、3月は週3便(成田発:水・金・土、ワルシャワ発:火・木・金)、4月からは週7便(毎日運航)にて予約ができるようになっています。ご参考までに、どのくらいチケット代が上がったというと、ストックホルム往復で約2倍です(プレミアムエコノミー価格、往復14万円弱→往復約30万円)。
とはいえ、燃料サーチャージかロシア*ウクライナ戦争の影響か、チケット検索を続けていると区間によってはジワジワと上がってきているように見えます。よって、2023年1月現在ではロンドン(LHR)⇔ソウル(ICN)のプレミアムエコノミーが狙い目ですね。往路はワルシャワのトランジット、復路はブダペストとワルシャワでのトランジットがそれぞれ発生しますが、乗り継ぎ時間は最低でも1時間25分はあるので、リスキーな旅とはならなさそうです。
とはいえ、ロンドン及びソウルまでの”足”が必要となります。ソウルなら、最近流行りのZIPエアやピーチなどがあり選択肢は多そうです。しかし、ヒースローまでは熟考を要するでしょう。タイミングにもよりますが、シンガポールやバンコクまではLCCやスクートといった格安航空会社を使い、その後はスターアライアンス便で1ヶ所のトランジットを見込んでいく必要がありそうです。シンガポール発ならば、ターキッシュエアラインでイスタンブール経由、バンコク発であればタイ国際航空の直行便が片道5万円台となっています(2023年1月現在。価格は都度変動します。)
豪州路線
シドニータッチ・・・まだ難しそうです。ANAのシドニー発券・Hクラスでも、24~25万円台と高値の状況です。
シンガポール経由で、スクートを使って現地入りは出来ても、容易に手が出せる金額とはいえません。これだけ出せれば、自分ならばシンガポール航空のSIN-NYCに乗ってみたいですね。時間も必要ですが。
北米路線
全般的に高額であり、20万円台中後半といったところです。エコノミーであれば、シカゴやロサンゼルスの発券で12~14万円台もありますが、修行のお楽しみでもあるビジネスクラスへのアップグレードは望めません。また、積算率もしょっぱいでしょうから、修行というよりも現地の旅行を楽しみに行く、といった意味合いとなりそうです。
最後に
燃料サーチャージがもっと下がってくれないと、折角の海外修行のチャンスも半減してしまいそうです。もちろん、それも踏まえて魅力的なルートや方法を探していくのが醍醐味でもあるわけですが、どうせならコストセーブはしたいところです。
とりあえず、4月までは予定を組んでいますが、その先は2月の燃料サーチャージが発表されてから考えることにしています。ANA便の予約は、国内線は70周年記念価格=7,000円の時に買ったものくらいであり、国際線に至っては1往復のみです。
2023年は、長丁場な修行となりそうです。