上野公園の横にあるカプセルホテル、【Smart Stay SHIZUKU 上野駅前】を利用しました。リストバンドについているICチップ及び鍵があれば館内で過ごせるため、余計な手荷物を持たずに済みます。今回は21時過ぎのチェックイン、5時過ぎのチェックアウトと短期滞在でしたが、それでも満足度は高かったです。
場所
〒110-0005
東京都台東区上野2-13-11
TEL : 03-6284-4414
公式サイト:https://shizuku-hotel.jp/uenoekimae/
アクセス
私はJR線で上野入りしましたので、そのルートをご紹介します。
改札口は、不忍改札(M2F/中2階)を使いました。中央改札から出た場合は、改札を出たら屋外へ出るまで直進してから右折してください。すると、下記のUENO3153ビルの説明に繋がります。
巨大な上野駅ですが、不忍改札はそもそも東京駅側にありますので、上野駅へ向かう際の目安にしてください。
下の写真では、左に見える店舗を奥へと進むと、左に曲がる通路があるのでそちらへ進みます。
そこを左折したところが、下の写真です。建物自体が古いため、柱と柱の間にある梁部分は低くなっていますので注意してください。
進んでいくと突き当たるので、左前方に向かうと自動改札があります。これが、不忍改札です。
不忍改札を抜けて直進すると、階段・エスカレーターを下りると右手には成城石井があります。ここで拘りのフード&ドリンクを買うのも良いでしょう。下の写真の奥の方に、atreと表示されている位置が建物の最後ですので、そこを右折します。
外には出ますが、各路線のガード下となっており、ガードを出たところが横断歩道となっています。渡った先が、UENO3153ビルです。
横断歩道を渡ったら、道なりに左へと向かいます。京成上野駅へ向かうとも言えますね。UENO3153ビルには叙々苑やファミリーマートがあり、それを過ぎると上野公園の階段、京成上野駅と続きます。
更に進むと交番、その前に横断歩道がありますので、右前方へ向かいます。
すぐに京成上野駅の入口となります。ここを通過します。
すぐに、交番=上野警察署公園前交番が見えてきます。通過してください。
横断歩道が左と正面に見えてきます。正面に向かって渡ると、2匹のパンダがいます。
パンダ2頭(匹?)が見えた右へ。別の横断歩道があり、それを渡ると大和証券のビルがあります。そのビルの隣が【Smart Stay SHIZUKU 上野駅前】です。
「以前に多慶屋があったビル」と表現した方が、分かり易いかたもいるかもしれません。
公式サイトの案内動画では、地下道経由でC6という出口=エレベーターを案内しています。荷物や天候などで使い分けると良いでしょう。
周辺環境
周囲には前出のファミリーマートの他にも、ケンタッキー・フライド・チキンやセブンイレブン、マツモトキヨシなどがあります。日常使いの飲食物や物品が揃いますし、アメ横や周囲には数多くの居酒屋、レストランなどのある街です。選択肢は多く、ニーズに合わせた利用が可能でしょう。
プラン
今回は、宿泊プランで利用しました。Booking.comのGenius修行も兼ねていたので、あえてBooking.com経由にしましたが、最安は公式サイトとなっています。
宿泊料金
・カプセルルーム 男性用・・・4,380円
ショートステイも可能で、お風呂も入れます。スーパー銭湯のような使い方ですね。利用時間によって値段が変わり、カプセルを利用すると贅沢量が加算される仕組みです。
ショートステイ料金
1時間コース:¥800
3時間コース:¥1600
6時間コース:¥2600
※延長15分:¥200
※カプセル利用:+¥500
物販
フロントの前には着替えなども売っていて、終電を逃したときや真夏の利用でリフレッシュした時などの活用が想定されていそうです。
チェックイン
エントランス~チェックイン
自動ドアから入館すると、玄関があります。ほぼ、バリアフリーです。ここでまず靴を脱ぎ、左及び前方にある靴箱(鍵付き)に入れてカギを抜きます。JAPANESE STYLEですね。
靴箱は、自分で任意の場所を選べます。
次に、玄関で靴を脱ぎ右手へ進むとフロントがあり、チェックインを行います。私は予約してあったため、口頭で伝えつつBooking.comアプリの予約画面を準備しておいたらスムースでした。前後で靴箱のカギを預けます。
フロントはこのようになっています。2~3人体制で捌いていましたが、通常のホテルとはシステムが違うため、説明に時間を要する人も少なくないようです。待機時に何となく聞いていたことと、周囲のシステム・チェックインした人の流れなどを待機しながら見ていたので、私はすんなりと理解ができました。そのあたりを、以降に記します。
チェックイン時の流れ
宿泊者カードに必要事項を記入します。「次の目的地」という欄があったので、”成田空港”と記入。外国人旅行客だったら、KYOTOとかSAPPOROなんて書くのでしょうね。
説明用のペライチ(A4)があり、大浴場の利用時間などの説明を受けます。
順次、ICチップ付きのリストバンドと館内着を受け取ります。しかし、これで終わりではありません。
仕上げは、真後ろに2台ある精算機で宿泊費を事前精算します。飲み食いをしなければ、これで精算完了です。飲み食いした場合は、チェックアウト時にリストバンドを返却するのですが、その返却前に再度の精算(精算済みの項目は加算されないのでご安心を)が必要です。
私は、ネタにもなると思ってあえて食堂を利用したため、チェックアウト時に追加精算を行いました。
なお、精算機は各種クレジットカードとQR決済に対応しています。種類が豊富なので、ご贔屓の方法で決済ができそうです。
スリッパは要申請
館内は靴下・はだし・スリッパのいずれかです。スリッパは薄手のものですが、今回唯一利用したのは大浴場のトイレの場面だけでした。あとは靴下ないし裸足で過ごしました。気になる方は、受け付けに希望を伝えればもらえます。逆に言うと、伝えないともらえません。
フロア
建物はB1F~4Fまでの造りで、カプセルはフロアによって男女別となっています。B1F~3Fまではエレベーターでの移動が可能で、4Fだけは罰ゲームのように階段での上り下りが求められます。
フロア案内
4F:男性客室
3F:男性客室
2F:女性客室
1F:フロント、ラウンジ
B1F:男女別大浴場
カプセルに泊まる
私は今回、4階の413を割り当てられました。事前に「早朝チェックアウトのため、下段希望」の旨を相談しておいたところ、気持ちよく対応いただけました。ダイヤモンド修行だと、早朝便のお世話になることは少なく、こういった拠点が必要なケースもあるわけです。
ダイヤモンド修行の前泊といえば、今年は既に川崎にも泊まっています。
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部屋までの様子
4Fへ行くには、エレベーターで3階まで行き、1度エレベーターをおりてから階段で4Fへ上がるという仕様です。なかなか珍しいですね。
4Fに着くと、そこはホールとなっています。スーツケースやキャリーケースを置くスペース、整理等で利用できるエリア、ソファーで寛ぐエリアとに分かれていて、その中心部にICチップで就寝エリアへと入る扉があります。
4Fへ上がったところに、収納スペースがあります。腰の高さに棚板があり、整理がし易そうですね。
収納スペースに関しては、実は就寝エリアにも用意されており、こちらはあえて隙間を作って確保しているように感じました。
室内は、奥に向かって細長です。カプセルホテルなので、当然ですね。割り切っていたためか、狭さも感じませんでした。高さは、胡坐をかいても平気でした。就寝用に枕と毛布、大小のタオル(お風呂用)が用意されています。
デフォルトはロールカーテンが閉まっています。ロールカーテンは、一度取っ手をしたに引くと自動的に巻きとってくれます。防犯の観点から、ほぼほぼこの状態で過ごすことになるでしょう。
なお、ロールカーテンの左側にある棚板のようなものは、上段へ登る階段の役割を担っています。
フロントで受け取った館内着は、こんな感じの上下別のものです。素材はメッシュっぽい生地で、着心地は良かったです。
カプセル内
中に入ると、テレビ(22インチ程度)、リモコン、ヘッドフォン、セキュリティボックス代わりのカギ付きのクローゼットがあります。クローゼット内にはハンガーが2つ用意されており、ジャケットが折れずに納められます。また、奥行きも20㎝程度はあるようで、ボディバック程度ならまるっと納められます。
テレビの設置場所にも奥行きがあるので、リュックを置くことが可能です。今回はリュック(30L)だったので、ここに置いておきました。
電源と照明の調節つまみは、奥の方にまとまっています。電源は1口(日本式)と、USB-Aポートが2口用意されています。お洒落なカプセルホテルなので、ここでPC作業は控えた方がよいでしょう。基本的に寝るための部屋なので、荷物の整理なども就寝エリアで行うように推奨されているほどです。
Wi-Fi
無料で利用できます。パスワードは館内に表示されており、カプセル内にも表示されています。上の写真では見切れていますが・・・。
大浴場
男女とも地下1階にあります。エレベータや階段から見て、手前が男性用、奥が女性用の浴場となっていて、その通路には自販機と長椅子が用意されています。
大浴場には、やはりICチップをリーダーにかざして入室します。このエリア内にはトイレもあります。髭剃り、歯ブラシなども用意されています。
また、1台だけですがコインランドリーが乾燥機付きで設置されています。2Fと3Fにも設置されているそうです(今回は未確認)。
浴場内は、入って右が洗い場(10人分くらい)、正面に湯舟、左にサウナと水風呂となっています。
SHIZUKUラウンジ
1階フロントの裏手には、コミュニケーションエリア(食事や雑談ができるエリア)とリラクゼーションエリア(奥は女性専用)があります。
コミュニケーションエリアは、談話や飲食が可能なエリアです。自販機、飲食物の注文コーナーがあり、外出しなくてもここでお腹を満たしたり喉を潤したりすることができます。料金も抑え目です。おつまみから食事までありますが、飲食物は持ち込みも可能なので個々のニーズに合わせた利用が可能です。
ラウンジ内には注文口があり、ここで口頭による注文をします。メニューは、そそるものが用意されています。
こちらがメニューの中心。値段も手頃ですね。チェックインのタイミングによって、外食とこの館内食を使い分けると良さそうです。
この日はカレーを食べる気満々でいったのですが、時間が遅かったからか売り切れていて、代わりにそばめしをいただきました。もっちりしていて、予想以上にボリューミーでした。
そばめしの待ち時間を利用して、風呂上がりでもあったので生ビール(スーパードライ)もいただきました。生ビールは7割を瞬殺してしまいました。
ここは持ち込みもOKで、電子レンジも用意されています。食事エリアにアルコールとソフトドリンクの自販機があり、ここで買っても良いでしょう。商品を選び、リストバンドを写真の赤丸部分にかざして登録。チェックアウト時に事後精算という仕組みです。
リラクゼーションエリアでは、TVを見たりマンガや雑誌を読むことができます。もちろん、寝落ちもありですね。皆さん、静かに過ごしていました。終電を逃した時の避難所としても使えそうですね。
就寝
23時頃には床につくスケジュールにしていました。歯磨きを済ませて、ほぼ予定通りに寝る準備が完了しました。個人的には、ティッシュペーパーの他にタオルペーパーも用意されており、気遣いが感じられ高ポイントでした。
5時前には目覚めたかったので、アラームをセットして就寝です。しかし、隣が電話なのか何なのか、喋り声が聞こえました。暫く様子見してる終わらないかと待っていましたが、全く終わらないので3回ほど壁越しにノック。意思を伝えてから寝ました。
翌朝
予定よりもチョイと早く目覚めました。アラームを止めて、洗顔と歯磨きを済ませます。
身支度を整えてカプセルをあとにします。5時前半なので、就寝エリア内ではさすがに人の動きはあまりありませんでした。
1階に降りて、昨夜に使った精算機でフード&ドリンクの分を追加精算しました。これを終えて、受付にリストバンドを返却し、靴箱のカギを受け取ってチェックアウト完了です。
このとき、リネン類の搬出作業が行われていました。ホテルの従業員もそうですが、リネン業者も大変だな、と思いつつ感謝しながら退館しました。外は小雨でしたが、スカイライナー1号に乗るべく、京成上野駅へと向かいました。
最後に
思っていた以上に快適に過ごせました。場所柄、外国人観光客が多いものの、むしろこれから海外へ行く身としては何ら違和感などは無し。
食事や飲み物も、持ち込みを含めて内外の使い分けができるのも〇。大浴場もポイントですね。
スーツケースやキャリーバッグの収納スペースも、隙間などを活用して用意されており「置き場に苦労する」ということも少なそうに感じました。
今回のように、ピンで寝ることに特化するならば全然アリですね。