台湾・台北の桃園国際空港に野宿し、エバー航空/BR211便でバンコクまで移動しました。5スターエアラインは、朝の便でも手抜きなし。バンコク発券をあえて乗り継ぎ便として、ビジネスクラスを多く経験する旅程としましたが、これが最後の便となりました。
この記事で分かること
台湾・桃園国際空港(ターミナル2)、出国やラウンジ利用後の搭乗口までの導線
エバー航空 ビジネスクラスの違い
搭乗したBoeing777-300ER ロイヤルローレルクラスの様子
搭乗口までの導線
前夜の23:30頃に成田から到着し、定刻8:25のこの便でバンコクへ向かいます。この間の宿泊については、以下にまとめました。
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この日の搭乗口はC3でした。出国後やラウンジの利用後に向かうと、案内通りに進むことで突き当りとなります。
この突き当りがC6ゲートの入口であり、大きな目印となります。
ここを左折すると、すぐ視界にBURBERRYが入ってくると思いますので、目印とすると良いと思います。しかし、ひときわ目を引きますね。
ちなみにC3は、昨夜に成田空港から到着したゲートでした。前出のようにC6ゲートを左折して一直線に進めば、右手にC3の掲示と共にゲートの入口があります。
その先にある階段を下りて2階に進むと、搭乗口のホールへ到着します。この入口、間口が狭いので一瞬「あれ?大丈夫?」となるかもしれません。
2階に下りると、ロビーには待機のための椅子は数多く用意されています。とはいえ、大型機の場合には定員数が多いことから着席できない場合もありそうなので、早めの移動が間違いないでしょうね。
遅延の発生
勝手な思い込みかもしれませんが、朝の便は定刻の印象が強いです。何故ならば、その日一番の便であれば機材の物理的な準備ができていないことさえなければ、遅延はほぼ無いと思うからです。
とはいえ、遅延は様々な事情から起こりうるものなので、「しかたなし」と捉えて待つのみです。
今回のボーディングタイムは7:55でしたが、実際にはZONE1の優先搭乗開始が8:10頃でした。順次乗り込み、ドアが閉まったのは8:22頃でした。
ところが、この後は暫く動きませんでした。複雑な事情があったようです。結果的に、05Rからの離陸は9時近くとなっていました。
エバー航空のビジネスクラスについて
ここで、エバー航空のビジネスクラスについて軽く触れたいと思います。
というのも、ビジネスクラスと一言で言っても、実は名称が3つもあるのです。それぞれについて、ご紹介しますね。
ロイヤルローレスクラス:B787(スタッガード式※1)、777-300ER(ヘリンボーン式※2)にて設定。シートはフルフラットである。
※1:スタッガード=互い違いの意であり、座席を前席の位置とずらすことでフルフラットにしつつ、座席数も確保できる。
※2:通路・窓に向かって斜めに配置される方式。
プレミアムローレルクラス:A330-300とA330-200に設定されている。ほぼほぼフラットな位置までリクライニング可能。
ビジネスクラス:A321でのみ設定。単通路機であり、2-2配列なので短距離国際線で使用されている。
つまり、搭乗する機材によって設備や仕様に違いがあり、ビジネスクラスと言っても細分化されているのがEVA航空ビジネスクラスの特徴と言えるでしょう。
ロイヤルローレスクラスを味わう
本日の機材
機材はBoeing777-300ER、大型機です。ANAの国際線でも使われている機材で、ANAであれば一部の機材で「THE ROOM」という新しいビジネスクラスへとリニューアルを行っています。
搭乗は、ボーディングブリッジが途中から左右に分かれるようになっており、今回はロイヤルローレルスクラスであったため左側から搭乗しました。
座席は1-2-1配列で、前方と後方に分かれています。後方は空席が多く、ロイヤルローレルクラス全体の搭乗率は8割程度のようでした。
シートレビュー
シートは選びに関しては、進路方向の右に大陸となり景色にメリハリがありそうであることから、今回は2Kを確保しておきました。シートはフルフラットとなります。もちろん、部分的にシートを動かすことも可能です。
1-2-1配列の2にあたるD列とG列は、下の写真のように通路に対して内側を向いています。1人客であれば、窓側をキープしておきたいですね。間仕切りはあれど隣のモニターは丸見えであり、わざわざ見ないにしてもモニターの内容は目に入ってきますので。2人組や家族などの複数であれば、むしろこちらの方が向いているでしょうね。
自席=2Kに戻ります。
シートは包まれるようになっており、目線に関してもカーブのかかった覆いが用意されています。
シートはフルフラットとなりますが、シートを倒していない状態であっても下の写真のように足を十分に伸ばすことができます。
モニターは、壁面に埋め込まれています。モニターの左下にあるステンレスの四角いボタンを押すことで、見易い角度までモニターが出てくるという仕様です。
シートコントローラーは、直感的にわかりやすく描かれています。
モニターのリモコンは壁に埋め込まれていますが、取り出すことができます。今回は、使用する機会はありませんでした。読書灯、イヤホンジャック、そしてユニバーサルタイプの電源とUSB-Aポート*2を備えています。
シートからビューはこんな感じで、意識して横を見ない限りは他者と目線が合うことはほぼありません。素晴らしきかな。
朝食
安定飛行までは少し時間を要しましたが、9:30頃から朝食がサーブされ始めました。炭酸好きとしては、朝からシャンパンをいただきました。もちろんこれだけではなく、赤・白のワインやビール・ハードリカー・ソフトドリンクなど、充実したドリンクが用意されています。
メインディッシュに関しては、事前に牛肉のヌードルを予約しておきました。肉は、ホロホロになるまで煮込まれており、合わせてコラーゲン部分も入っていて、ボリューミーな内容でした。
野菜もしっかりとあるのですが、これらはアテになるものが多く、お酒がついつい進んでしまいました。
食後にはフルーツをいただき、口内をさっぱりとさせてもらいました。
バンコク到着
機は順調に進み、台北時間の11時(バンコクでは10時)頃、ベトナム上空に入りました。しかし、分厚い雲に覆われており、地上は全く見えませんでした。
その後、曇天ながらB747-400(HS-TGF)を上から眺めつつ、11:21に19Lへタッチダウン。そのままE4ゲートに到着、降機となりました。
最後に
エバー航空のビジネスクラスを利用しました。日本がコロナ禍から開国へとシフトしていくことを予測し、2022年のうちに用意したバンコク発券です。
今回は、複数の機体を味わいたく厳しい乗り継ぎもありましたが、乗れて満足です。一部行程は厳しかったのですが、ビジネスクラスに往復で4回も乗れるので、それらを帳消しにしてくれました。
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