BatikAirを利用し、ジャカルタからラブハンバジョへ行ってきました。初めての利用につき、乗り継ぎ時間には余裕をもっておいたのですが、想定外の出来事が発生し刺激的な旅となりました。インドネシア、国内線のフライトをレポートします。
この記事で分かること
・費用とPP単価
・スカルノ・ハッタ国際空港
・BatikAirとは
・機内の様子
費用とPP単価
Googleフライトで調べ、チケットはBatik Airの公式サイトから購入しました。航空連合には所属していないため、マイル等の加算はありませんでした。
チケット情報
・料金(往復):IDR 2,807,360(約26,900円)
・搭乗クラス:エコノミー
・チケットクラス:B
スカルノ・ハッタ国際空港
アクセス
インドネシアを代表する国際空港であり、ジャカルタ郊外のバンテン州タンゲランにあります。
ガルーダインドネシア航空や、ライオンエア等の拠点空港となっています。
ターミナルは1~3まであり、日本からのフライトではターミナル3に到着します。ターミナル間は、スカイトレイン(無料)での移動が可能です。
名称は、同国の「独立宣言書」に署名した初代大統領スカルノと同副大統領モハマッド・ハッタの名からとられた。命名者は9月30日事件をきっかけにスカルノから権力を奪った第2代大統領のスハルトである。
出典:Wikipedia
住所:Pajang, Tangerang City, Banten, インドネシア
ウェブサイト:http://www.soekarnohatta-airport.co.id/
自家用車の他、鉄道、バス、タクシーなどでのアクセスが可能です。ジャカルタの中心部からは約20kmの位置にあるため、特に日中は鉄道以外では時間が読みにくいので、時間には余裕をもつことをお勧めします。
Batik Airとは
インドネシアの航空会社で、LCCではなくFSC(フルサービスキャリア)です。
グループ会社は同国のLCCであるライオン・エアですが、ワンランク上のサービスをと全座席に個人用モニターを設置、機内食の無料提供などで差別化をしています。
垂直尾翼には、バティックらしい柄が描かれています。
なお、バティック・エア・マレーシアという航空会社もあり、こちらはマレーシアのLCCです。バティック・エアと共に、ライオン・エア・グループの傘下となっています。
搭乗記
ターミナル2への移動
日本・羽田からのフライトにて、現地時間の4時台に到着し、入国審査を終えたのが5時頃でした。
同フライトの様子は、以下をどうぞ。
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この時間帯はスカイトレインが動いていません。後から知ったのですが、24時間稼働のシャトルバスがあるそうです。よって、今回は空港の建物の外で待機していました。
小1時間を屋外で過ごし、スカイトレインが動き出す6時前に乗り場へ行き、ターミナル2へと移動しました。
アウェイの洗礼?!
この日のフライトはID6526便で、現地時間9:00出発となっていました。そこで、ターミナル2に着いてからはデジタルサイネージでチェックインカウンターを探します。しかし、いっこうに表示されません。そこで、Batik Airのカウンターに行き係員に聞いてみると、驚きの回答が返ってきました。
ID6526便は欠航、別便に振り替えて既にメールで知らせてある
ウソでしょ?!聞いてないし、届いてないし。。。
海外の航空会社では”あるある”かもしれませんが、想定外の展開でした。
とはいえ、フライトは振り替えてあるというので教えてもらい、とりあえず移動可能なことが確認できました。結果、ID6522便という11:40発のラブハンバジョ行きにアサインされていました。
フライトは押さえたので、あとはチェックインして搭乗券の確保です。
写真にある32番のチェックインカウンターで、やっとのことで搭乗券をもらうことができました。
なお、原因は不明なままですが、恐らく搭乗客が少なく、かつ後の便に余裕があったのでマージしたということではないかと思っています。
スタバで作戦会議
一連の騒動でスケジュール変更を余儀なくされたため、チェックイン後に作戦会議をすることにしました。
搭乗口の方向へ向かっていくとスタバがあったので、ここで一息つくこととしました。
とはいえ、この時点でフライトまでは3.5時間くらいありました。調べたところ、プライオリティパスの使える国内線ラウンジがあったので、ドリンクを飲み終えた後はそちらへ移動することとしました。
BLUE SKY PREMIER LOUNGE
ラウンジは、スタバからさほど遠くない位置にありました。BLUE SKY PREMIER LOUNGEです。
中はやや薄暗いものの、奥の一角は窓ガラスに面していて明るいエリアもありました。そちらは人気のようで、おじさんを中心に多くの客で空席を見つけるのは難しそうでした。
他のエリアは、ソファーエリアとテーブルエリア、ブース風エリアなどがありますので、用途に応じて選べます。
訪問した朝8:30頃は空席が多く、結果としてブース風エリアに陣取りました。経年感はありますが、プライオリティパスが使えて待機するには、十分でした。
電源ポートはCタイプで、USBポートはありませんでした。充電には、Cタイプ変換アダプターや変圧器などの用意しておくと良いですね。
Wi-Fiは無料で、ラウンジ内のところどころに案内表示がありますので、困ることはないでしょう。
もちろんラウンジなので、飲食もできます。ホットミールが中心で、袋麺なども用意されていました。
ドリンクはソフトドリンクのみのようで、アルコールはビールも含めて見当たりませんでした。恐らく、提供はしていないと思われます。
搭乗ゲートはD6だが
ボーディングタイムは11:10とあったので、少し早めに搭乗口 D6へ向かいました。
メイン通路から横に入って搭乗口へ向かうと、緑地の上に通路があるという構造になっています。通路も広くガラス張りであり、贅沢な通路となっていました。
そんなべた褒めの通路ですが、その先にはお国柄なのか随分とのんびりした画がありました。命綱を装着しているようであり、かつ慣れているのでしょうが、高さがあるのでちょっとドキドキです。
ゲート内に入ると、放射状の鮮やかな屋根の骨組みが鮮やかな室内となっていました。とても搭乗ゲートとは思えない空間であり、上は天井ではなく屋根であることから開放的で、周囲は全面がガラス張りなので抜け感も素晴らしく、リッチな搭乗ゲートに思えました。
そんな素晴らしいゲートなのですが、ここで再び問題が!遅延です。
付近にBatik Airの機材はあるものの、搭乗していく気配はなく、放送もなく、よくよく見ればタラップから乗り込むようになっており、別の目的地へ行く便のようでした。
やっと搭乗
11:50頃、ようやく搭乗が開始されました。アナウンスは聞こえませんでしたが、待機していた人たちがゾロゾロとゲートに吸い込まれていったので、これにならって搭乗しました。
フライトインフォメーション
・便名:IDID6522
・機材:A320
・機体番号:PK-BLB
・区間:ジャカルタ → ラブハンバジョ
・定刻:11:40~15:05
・滑走路:07R
シート
シートは、20Eと20Fにアサインされていました。スマホのアプリもダウンロードしてあったのですが、シートクラスのためなのか座席指定自体がないのかは不明ですが、元々乗る予定であったID6526便ですら事前に指定はできませんでした。
シートの位置は、全体からすると程よく翼の後ろくらいであり、ウイングレットと共に写せる辺りでした。
シートスペックは、iPhoneでの計測で以下の通りでした。数時間ならば許容範囲と感じました。
シートチェック
・シート幅50cm
・シートから前座席のシートポケット真下28cm
・シートモニターは無し
軽食のサービスあり
搭乗時、機内食は無いと思っていました。ところが、実際にはパンとパンケーキ、ミネラルウォーターが配られました。嬉しい誤算です。
とはいえ、LCCメインで乗る人とFSCメインで乗る人で考えが違うでしょうから一括りにはできませんが、こういったサービスの有無で印象はだいぶ変わりますね。
コモド空港へ到着
シップは、概ね一直線にジャワ島の北部海岸線に沿って飛行しました。途中、ムリア山らしき山頂が雲の中から”こんにちは”をしており、飛行機ならではの一枚が撮れました。
やがて着陸態勢となり、15:27にフローレス島のコモド空港へタッチダウン。出発は46分遅れでしたが、22分遅れまで巻き返していました。
PBBから建物内へと入ると、それこそバティックやコモドドラゴンの木製品などが置いてありました。多分、売っているのだと思うのですが、店員らしき人は見当たらないという、商売っけがあるんだかないんだか。。。
なお、ラブハンバジョはフローレス島の西にある港町を指し、この街に空港があるので航空会社はラブハンバジョを採用しているようです。コモド空港のコモドは、観光の目玉であるコモドドラゴンからきていますが、コモドドラゴンのいるコモド島は実は別の島なのです。
最後に
初のBatik Airは、搭乗前にドタバタがありました。時間に余裕があったことで、目的地には陽の高いうちに着くことができましたが、海外でのこういったトラブルは少なからずありえます。
今回は、次の便が比較的早く出たことでリカバリーできましたが、行き先によっては次の日まで飛ばないなんてこともありますからね。
経験値を増やして、機転をきかすことも海外旅行では求められます。バッファの大切さも含めて、旅とは臨機応変さが求められる娯楽だと痛感したフライトでした。