アルカトラズ島から戻った後は、並びにあるピア39へ向かいました。すると、この日はFLEET WEEKの期間中であり、米国海軍・米国海兵隊・米国沿岸警備隊の伝統行事を見学してきました。その後はユニオンスクエアへ移動、まったりと佇んできました。
この記事で分かること
・Pier39とは
・FLEET WEEKとは
・ユニオン・スクエアとは
Pier39
Pier39とは
サンフランシスコの港街、フィッシャーマンズワーフの中にある埠頭の1つです。飲食店やお土産屋、水族館などからなる観光スポットであり、1日中楽しめる場所です。
アクセス
サンフランシスコ国際空港からは、渋滞もなく時間が読み易い高速鉄道=BARTの利用をお勧めします。空港の駅からRed LineまたはYellow Lineに乗車し、12駅目のEmbarcadero駅で下車します。所要時間は約31分、値段は$10.55です(2024年10月時点、CLIPPER CARD利用時)。
下車したら、バスに乗り換えます。サンフランシスコのバスはMuniと呼ばれていて、距離に関係なく均一料金で$2.50です(CLIPPER CARD利用時。現金は$2.75)。
バス停名はMarket St & Main Stです。ここからThe Embarcadero & Stockton Stというバス停まで乗車すると、Pier39へ到着します。
FLEET WEEKとは
続いて、FLEET WEEKとは何なのか?私もたまたま遭遇したイベントなので、調べてみました。ウィキペディアの日本語版に情報がなく、英語ページから引用・翻訳してみました。
米国の海を護る/守る人たちの伝統的なイベントだそうで、ニューヨーク、ポートランド、シアトル他、アメリカ各地で開催時期は違えど行われているようです。
もともとPire39には行くつもりだったのですが、まさか年に1度(1週間)のイベントと重なるとは思ってもみませんでした。土曜日の昼下がりということもあり、非常に多くの人たちが訪れて陽気に楽しんでいる、とても良い雰囲気でした。天気にも恵まれ、写真は加工したかのような空ですが、まったくもって未加工です。
Pier39のに到着すると、イベントのプログラムであろうバンドによるロックの楽曲が披露されていました。エレキギターがよく響き、大音量でみんなノリノリ。ロックの本場アメリカで、ボーカルによる「ヒーハー!」も聞けました。
まさかの航空ショー
FLEET WEEKでは、ロックの演奏だけではありません。時間限定で戦艦の見学ができたり、リアル軍人さんもPier39を楽しんでいたりします。
その中でも、航空ショーは圧巻でした。単機、ペア、編隊と様々な状態で轟音と共にアクロバット飛行などを繰り返していました。
「”母国アメリカはもとより、世界平和のため戦っている”的なことをアピールしながら、国民の理解を得ているのかな?」なんて思ってしまいました。
Pier39内部の様子
演奏を聴き終えた後は、奥へと歩を進めました。シーフード、バーガー、グリル系、軽食、コーヒーショップなどがレストランだったりフードコートだったりしながらひしめき合っています。
お酒が飲める店も沢山ありますが、気軽な感じでビールを持ち帰れるショップは↑の写真の1か所しか見つけられませんでした。
フードやドリンクの持ち帰り可能なショップもあり、ビールと合わせて屋外のベンチで楽しむことも可能です。
その他にも、各種お土産屋、アシカの見学、メリーゴーランドなどのアトラクションなど、大人も子供も楽しめるようなエリアとなっています。
右上のLidsでは、NFL、MLB、NBA、NHL、NCAAの公式ショップのようで、ファン垂涎のTシャツなどがここでまとめて販売されていました。
FLEET WEEK限定らしきお土産屋もあり、仮設テントを使って販売していました。日本で公式販売はないでしょうから、貴重な機会でした。
飲食店はどこもいっぱいで、しばらく様子をみてみましたが長蛇の列は変わりませんでした。しかし、フードコートに空席ができ始めたのでキープし、本場のクラムチャウダーにありつけました。
また、シンプルなハンバーガーとビールも一緒にいただきました。これらが、この日のランチとなりました。ちなみに、これらはカード決済が可能でした。
中心地をブラっと
移動でミス!
Pier39でお腹も心も満たした後は、ケーブルカーの乗車のためにパウエルステーションへと戻ります。近くには路面電車がターンするところがあり、朝と同様に戻るというイージーな選択肢もありましたが、Google Mapsで検索したところ、バスで戻るルートが示されたのでそちらにしました。アプリのCLIPPER CARDがあるので、気軽に乗れます。North Point St & Stockton Stというバス停から乗車しました。
車内は立っている客も多かったのですが、それもこの街の味わいと理解して楽しみます。
そんな風にバスを楽しんでいたら、降りるバス停をミスってしまい南へ行きすぎてしまいました。降車したのは、Harrison St & 6th Stというバス停でした。
リカバリー
バスを降りると、日本にはないガソリンスタンドのChevronがありました。郊外店というわけでもありませんが、さすがはアメリカで敷地や機器の間隔は広々としていました。
そこから少し徒歩で移動し、別のバス停(Bryant St & 6th St)を発見し8系統のバスに乗車しました。定刻よりも遅れていましたが、車内は空いていて余裕で座れました。今度こそパウエルステーションへと向かい、無事にMarket St & 3rd Stで降車ができました。
バス停からケーブルカー乗り場までは少しだけ離れており、歩道を歩きます。すると、露天があって怪しげな品が堂々と売られていました。他にもハイカロリーっぽいフードを売っている露天も見かけました。現在の日本だと、道端での商売は縁日くらいでしか見かけなくなりましたが、アメリカではあちこちで見かけます。法律や条例の違いなんでしょうね。
ケーブルカー
昨日も訪れたケーブルカー乗り場(転回場)は、何故か閑散としていました。その理由はすぐにわかりました。運行していなかったのです。こういう事態はチョイチョイあるのか、ややくたびれた掲示物でした。結果、今回のサンフランシスコの滞在ではケーブルカーには乗れませんでした。
場所はこちら↓です。
ユニオン・スクエア
まさかの展開となりましたが、気を取り直してプランBを考えます。考えた結果、近くにあるユニオン・スクエアへ行くことにしました。距離的にも近く、5分程度で着く場所です。
その途中、ガランとしたパウエル・ストリートを歩いていると、2ブロック先にスターバックス・コーヒーがあったので立ち寄りました。
夕方だったことや、ケーブルカーも動いていないこともあってか、店内は閑散としていました。
到着すると、入口にはハート形のオブジェがありました。地元のアーティストによる作品らしく、定期的に変わっていくそうです。
それほど大きいわけでもなく、100m*200mくらいの広さでした。
ベンチや階段に腰掛けながら過ごす人が大半で、屋外ながら休憩や待ち合わせには良い場所であると感じました。
ここで時間を調整し、サンフランシスコ国際空港へと移動しました。
最後に
サンフランシスコ旅行の2日目の午後は、Pier39とパウエル・ストリート駅付近をぶらつきました。
FLEET WEEKということもあり、普段の賑わいに加えて航空ショーなどのド派手な催しや、現役軍人さんなども多く見かけて一緒にお祭りを楽しんできました。
Pier39も全てを回れたわけではなく、また、サンフランシスコ自体もケーブルカーに乗れていなかったり未訪問の場所があったりするため、再訪は必須だと感じました。
CLIPPER CARDもアプリで使いやすいので、サンフランシスコに興味をもたれた方は訪問されてはいかがでしょうか。少しでも行くことのハードルが下がれば、と思いました。